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令和6年度 第5回熊野町防災・減災まちづくり会議

 令和7年1月26日(日曜日)に『令和6年度 第5回 熊野町防災・減災まちづくり会議』を熊野町民会館で開催しました。
 平成30年度から始まったこの会議は、町全体が共に取り組み、災害に強いまちづくりの実現を目指して毎年行われています。
 今年度は『実践!防災訓練(いろんな備えをみんなでやってみよう!)』をメインテーマに、防災訓練や防災イベントに参加しやすい環境づくりや、町民同士の助け合いや行政と町民との協働、町民と地域の連携を目指し、講演・ワークショップ・訓練を実施します。

5回チラシ

 第5回のテーマは『気象予報から備える』で、第1部は広島地方気象台観測予報管理官室現業班員の藤田選哉様による『気象台から見る防災の取り組み』と題した講演、第2部は『大雨の時にどう逃げる』と題したワークショップ(WS)を行いました。参加者は15名でした。
 

開会あいさつ     会議1


 第1部の講演では、気象台が蓄積している気象データを基に、「地球温暖化と近年の大雨」や「災害への備えと防災気象情報」について、詳しくお話しいただきました。極端な大雨が増える仕組みを、鹿威(ししおど)しの大きさの違いに例えて説明いただくなど、わかりやすい工夫をしていただきました。
 また、広島県付近で起きた豪雨災害についても詳しくご説明いただき、毎年発生している豪雨を並べてみることで、豪雨が特別な事象ではなくなっている現状を具体的に知ることが出来ました。

 

講演1     講演2 


 第2部は「大雨の時にどう逃げる」と題して、気象庁のeラーニング教材を使ったWSを行いました。
参加者は、熊野町防災ハザードマップで自宅や普段よく行くところ、その経路などを確認し、災害時の被害想定を確認しました。ハザードマップを確認する中で、安全だと思っていた自宅周辺が災害想定区域に変更になっていることに初めて気づいた参加者もいらっしゃいました。町内をよくご存じの参加者が、過去の災害時にどのようなことが起きたかなど事例を共有してくださり、大雨の時の避難行動について参加者同士で意見を出し合いました。
 それぞれが自宅でどのような備えをしているか、また備えへの不安・疑問などを班内で話し、お互いの取り組みを共有することで学び合うことができました。

  

WS1     WS2

 

 WSの終わりに広島地方気象台防災管理官の川田保様から、「自分の命を守るために、地域や職場にどのようなリスクがあるか、ハザードマップを見ていただいたが、そこに載ってこない情報も意見交換されて、いいグループワークであった。リスクはそれぞれ違うので意見交換し、避難するルートや避難場所を複数考えておくことを日頃から進めていただきたい。ここで学んだことを持ち帰り、家族・職場で話していただくとともに、地域の訓練でも活躍していただき、地域全体の防災力向上にご協力いただきたい。」と講評をいただきました。


講評1     WS2
 

 また令和6年度の防災・減災まちづくり会議はこれで終了となるため、岩田秀次副町長より参加された皆様へ挨拶を行い、参加者全員で記念撮影を行いました。今年度参加していただいた皆様、ご登壇いただいた講師の皆様、誠にありがとうございました。

 

挨拶     記念撮影


 この会議は「熊野町防災・減災まちづくり条例」に則り、熊野町(行政)・町民の皆さん・事業者の皆さん・自主防災組織の皆さん・関係機関の皆さん等の「自助」「共助」「公助」の取り組みにおける責務や役割、連携の在り方を学び合えるように、また町全体が協働して「災害に強いまちづくり」を実現できるように企画内容を検討し、実施しています。

 

 会議についての詳しい内容等は、熊野町役場防災安全課(電話:082-820-5631/E-mail:kiki@town.kumano.hiroshima.jp)までお問合せ下さい。

このページに関するお問い合わせ

熊野町住民生活部 防災安全課

TEL/082-820-5631   FAX/082-854-8009

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