令和6年度 第1回熊野町防災・減災まちづくり会議 夏休み特別企画
令和6年8月24日(土)に『令和6年度 第1回 熊野町防災・減災まちづくり会議』を熊野東防災交流センターで開催しました。
平成30年度から始まったこの会議は、町全体が共に取り組み、災害に強いまちづくりの実現を目指して毎年行われています。
今年度は「実践!防災訓練(いろんな備えをみんなでやってみよう!)」をメインテーマに、防災訓練や防災イベントに参加しやすい環境づくりや、町民同士の助け合いや行政と町民との協働、町民と地域の連携を目指し、講演・ワークショップ・訓練を実施します。
第1回のテーマは『家族で備える』で、家族を対象に「(1)新聞紙スリッパ作成」「(2)ランドセルを活用した防災」「(3)ブルーシートテントで避難所生活体験」の3種類のイベントを開催しました。参加者は小学1年生~6年生までの児童と保護者の計22名でした。
前半は、参加者全員で新聞紙スリッパの作成を行いました。災害時は様々な物が散乱し、裸足で歩くと怪我をしてしまいます。靴がある場合は靴を履くべきであると学んだ上で、緊急時の靴の代用として、身近な新聞紙を用いたスリッパを作成しました。その後、自分で作った新聞紙スリッパを実際に履いて、災害時を想定した床を歩いてもらいました。靴と履き比べることで、簡単に形が崩れてしまう新聞紙スリッパをどのように工夫すればより安全に活用できるかをみんなで考えました。小学生の皆さんは自分なりの丈夫なスリッパを作ろうと保護者と一緒に協力して楽しく作られていました。ぜひ皆さんも家にある新聞紙でスリッパを作られてみてはいかがでしょうか。
後半はランドセル防災を学ぶチームとブルーシートテントを作るチームで分かれ、イベントに参加してもらいました。
ランドセル防災では、小学生が災害や自然トラブルに巻き込まれてしまう状況を想定し、ランドセルにはどんな使い方があるかを考えました。参加した小学生は自らの考えが上手くいくかを調べるために3つの実験をしました。
1つ目は、ランドセルは水に浮いて川や海で溺れた時に浮き輪替わりなるのか。
2つ目は、ランドセルは飛散してくる障害物から頭や身体を守れるのか。
3つ目は、災害などで水を運ぶ時にバケツとランドセルとではどちらが運びやすいか。参加者の皆さんは実験結果に驚きや感嘆の声を出しており、楽しく災害時のランドセルの使い方を学べていました。
次回は、9月14日(土)13時半から熊野町役場3階会議室で開催予定です。2024年元日に起きた能登半島地震において、市立輪島病院事務部長を担当されている河崎氏(崎は「立」が正式です)に当時の体験や医療機関のお話をご講演頂きます。ワークショップでは、自分でできる地震対策について考え、意見交換を行います。ぜひご参加ください。
会議参加申込など詳しくは、熊野町役場防災安全課(電話:082-820-5631/E-mail:kiki@town.kumano.hiroshima.jp)までお問合せ下さい。
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