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【YouTube公開終了】令和5年度 第5回熊野町防災・減災まちづくり会議

 令和5年10月22日(日)に「令和5年度第5回熊野町防災・減災まちづくり会議」を熊野町役場3階会議室で開催しました。
 平成30年度から始まったこの会議は、町全体が協働する災害に強いまちづくりの実現を目指しています。
 今年度は「みんなで考えよう熊野町の防災」をメインテーマとして、来年度実施予定の総合防災訓練に向けて、町民同士の助け合い・行政と町民の協働・町民と地域の連携等についての講演、ワークショップ、訓練を開催しています。

チラシ     プログラム 

 第5回のテーマは「町民同士の助け合い」で、第1部は広島テレビ気象キャスターであり、気象予報士・防災士の塚原美緒氏による「気象キャスターが伝える防災の心得」と題した講演、第2部は避難行動について考えるワークショップ(WS)を行いました。参加者は24名でした。

講演1     講演2

 第1部の講演では、気象予報士の観点から広島の風水害の状況、災害時に発表される情報等についてお話し頂きました。警戒レベルに応じて避難行動をとることが重要であり、身近に迫る危険を自分で察知する方法として「重ねるハザードマップ」「雨雲レーダー」「キキクル」等をご紹介頂きました。

講演3     講演4

 講演の最後には書道を披露頂き、「攻める」という字を書かれました。「受け身ではなく、攻める防災をしましょう。避難の際、自分に必要なものは自分で備える、災害情報や避難情報の発表を待つのではなく自分から情報を取りにいく、そうして色んな人を巻き込んで安全を確保してください。」と参加者の方に伝えられました。また講演後には、ご自身が準備されている防災リュックの中身をご紹介頂き、「防災リュックの中に自分の好きな物、甘い物などがあれば、避難先でのストレスを緩和できます。」ともおっしゃられました。
 注:【第5回講演のYouTube公開は終了しました。】講演の様子は熊野町YouTubeチャンネルで12月末まで公開されていますので、是非ご覧になって下さい。   

WS1    WS2

 第2部は、地域で考える避難行動についてWSを行いました。はじめに、国土交通省の防災カードゲームである『このつぎなにがおきるかな?』、次に『マイ・タイムライン』と『地域タイムライン』を用いて意見交換を行い、避難行動について考えました。『このつぎなにがおきるかな?』を用いたWSでは、洪水が発生した時に、どのような危険や被害が想定されるかを考え、そうならないためにはどのような行動を取ると良いかを考えました。『マイ・タイムライン』と『地域タイムライン』を用いたWSでは、警戒レベルに応じて、自分の身を守るためにどのような行動が必要か、地域の方にどのような支援をして欲しいかを考え、地域のみんなが助かる避難行動について意見交換を行いました。参加者は「日頃からの近所の方とのコミュニケーション(横のつながり)が大切」「家族や要支援者と避難行動について話し合って確認したい」など様々なことを感じておられました。

 最後に講師の塚原氏から、「WSで各班を周らせて頂き、要支援者の方をどのように支援していくか、お互いにどんな声掛けをしていくか、皆さんのご意見を聞いて学ばせて頂きました。今回の意見交換を通して、災害時や避難時の行動や声掛けのより良い方法をたくさん見つけることができました。私自身今後に活かしていければと思います。」と総括を頂きました。

 

チラシ2

 

 

 次回は、11月18日(土) 午後1:30から熊野町役場3階会議室で開催予定です。西日本豪雨で大きな浸水被害を受けた倉敷市真備町で地域防災の活動をされている香川大学地域強靭化研究センター准教授の磯打千雅子氏にお越しいただき、『地域で育むつながり作り』というテーマで講演頂きます。WSではこれまでの会議の振り返りを行い、家族やご近所など身近なところで取り組んでみたいことを考えます。是非ご参加ください。

 

 会議参加申込など詳しくは、熊野町役場防災安全課(電話:082-820-5631 FAX:082-854-8009/E-mail:kiki@town.kumano.hiroshima.jp)までお問合せ下さい。

このページに関するお問い合わせ

熊野町住民生活部 防災安全課

TEL/082-820-5631   FAX/082-854-8009

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