【筆の日事業】 安田女子大学と町内中学・高校による大書作品を共同制作しました
「筆の都 熊野町」では、毎年3月21日の春分の日を「筆の日」と条例で定め、筆文化の振興のため様々な取り組みをしています。
3月14日(火曜日)から28日(火曜日)の「筆の日週間」には、筆文化を中心としたイベントを開催予定です。
安田女子大学と町内中学・高校による共同大書制作
熊野町と筆文化の振興を目的として連携協定を結んだ安田女子大学書道学科の学生をはじめ、地元熊野高校・熊野中学校・熊野東中学校の書道部のみなさんが、昨年度に引き続き「筆の日」を一緒に盛り上げてくれます!
昨年度の大書作品展示
昨年度も「筆の日週間」には、筆の里工房と熊野町役場を学生たちの大書作品が彩りました。
今年の大書制作の様子
昨年度は、それぞれの学校で制作しコロナ渦で叶わなかった合同制作でしたが、今年は4校がひとつの場所に集まって、交流しながら大書制作を実施することができました。
制作日当日は、書を志す28名もの学生が町民会館に集まり、熊野町出身の大学生が中心となって共同制作を行いました。
大学生の筆の日広報班やNHK放送局の取材もあり緊張しつつも、他校の学生同士が交流し和やかな雰囲気で制作が進み、圧巻の大書作品が完成しました。
この取り組みをとおして、安田女子大学の学生は「自分たちが何を伝えることができるのか」を考え、中高生たちは大学生の姿に将来の自分を重ね、進路を考えるきっかけになったのではないでしょうか・・・。
作品は3月14日(火曜日)から筆の里工房の側面外壁、熊野町役場のエントランスホールに展示されます。
制作の様子や制作者たちのインタビューなどは安田女子大学広報班のPR動画やNHKの放送(3月20日(月曜日)18:10~お好みワイド内コーナー「ひろしま1/23」注:放送は予告なく変更する場合があります。)でご覧ください。
筆の日とは?
「筆の都 熊野町」として、筆産業の振興と筆づくり技術の継承・発展に尽力した先人に感謝するとともに、筆の歴史と文化の価値を改めて認識し、町、事業者及び町民が連携して、その魅力を全国に発信することにより、筆文化の振興と筆産業の発展を図るため、平成20年9月に春分の日を「筆の日」とする条例が制定されました。
筆の日週間とは?
筆の日の前後1週間を「筆の日週間」として、筆を生活の中に位置づけ、筆の楽しさを味わうよう努めるものとし、「町民が筆を持ち創作活動に参加する」ための行事を実施するものです。