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【YouTube公開終了】令和4年度 第1回熊野町防災・減災まちづくり会議

 7月18日(月・祝)に『令和4年度 第1回熊野町防災・減災まちづくり会議』を熊野町役場3階会議室で開催しました。
 平成30年度から始まったこの会議は、町全体が協働する災害に強いまちづくりの実現を目指しています。
 令和4年度は『地区の防災力向上』をメインテーマとして、避難行動・避難支援・チームづくり・地区ルールづくり等についての講演・ワークショップ・訓練を開催しています。

第1回チラシ表     プログラム 

 第1回のテーマは『避難行動』で、第1部は復興交流館 モンドラゴン 事務局⾧で防災士の松井憲氏による『避難・・・!? ~災害が差し迫った時の避難を考える~』と題した講演、第2部は『わたしと地域の避難行動を考えてみよう!』をテーマにワークショップ(WS)を行いました。参加者は30名で、新型コロナ感染症予防策(注1)をして実施致しました。

開会挨拶   会議風景 

 第1部の講演『避難・・・!? ~災害が差し迫った時の避難を考える~』では、松井氏が平成26年8月20日広島市土砂災害の体験談や、『こころの復興と伝承』を謳う復興交流館モンドラゴンの設立経緯などをお話くださり、早期避難の重要性を訴えられました。
 特にモンドラゴンを訪問した熊野町民(平成30年西日本豪雨災害にて被災)との交流が、松井氏をPTSD(心的外傷後ストレス障害)から救ったというお話は参加者の心を打ったようでした。
 講演後は、コミュニティの大切さを改めて感じたと述べられる参加者が多くおられました。

講演1    講演2

 第2部は、『わたしと地域の避難行動を考えてみよう!』と題してワールドカフェ形式でのWSをしました。
 ワールドカフェとは『カフェ』で行うようなオープンで自由な会話を通してこそ活き活きとした意見の交換や新たな発想の誕生が期待できるという考え方に基づいた話合いの手法です。
 参加者は席を3回移動して多くの方々と対等な立場で意見交換を行いました。話し合いのテーマは、1回目が講演を聴いて感じたこと・自分や家族と地域の避難行動やその課題について、2回目が課題解決のアイディアについて、3回目がアイディアの具体化についてでした。各回とも参加者は時間が経つのを忘れるほど熱心に意見交換をされていました。

WS1    WS2

 グループのアイディアをA4用紙に記入し、共感できるアイディアややってみたいアイディアなどに投票しました。

得票数が最多だったのは【夜間トイレの使用可能な一時避難所を増やす】で、町指定の主要避難所から離れている地区は、行政だけに頼るのではなく、地区住民自ら避難できる安全な場所を開拓してはという参加者の声から具体化したアイディアでした。
 また講師賞は【避難所を楽しい場所にして欲しい。例えば携帯の充電やWiFiの設備等を完備してもらい映画やスポーツ観戦ができる避難所】で、災害が差し迫る前に町民が思わず避難行動をしたくなるのではというアイディアでした。

投票の様子    講師コメント

 最後に講師の松井氏から、「自助と共助どちらも大事ですが、本日、まずは帰ってから、家族と話して下さい。自助は、家族も含むことなので、いつ、どう逃げるのか決めておきましょう。家族が安心ならば、自分も安心できます。まずは家族を一番に考えて、自助を進めることを考えてみて下さい。次に避難が確実にできるように自分から避難所へ行きたくなるアイディアを考えてもらえればと思います」と総括を頂きました。

第2回チラシ表

 次回は、8月21日(日曜日) 午後1時30分から熊野町民会館・集会室で開催予定です。
 第2回は講演『避難所での健康被害・・・!? ~家族や家庭でできる対策とは~』とWS『自分で作る!持出品リスト!!』です。
 WSは小学生の自由研究にもなる内容となっています。親子での参加や、小さい子供連れのご夫妻での参加も大歓迎です。是非ご参加くださいませ。

 

 会議参加申込など詳しくは、熊野町役場防災安全課までお問合せ下さい。

 

注1 新型コロナ感染予防策:会場入り口で検温(37.5度以上は参加見送り)と手指の消毒、会場の窓やドアを開放、会場内に扇風機を
  4台設置し常時換気、講師・スタッフ・参加者全員のマスク着用、新しい生活様式に沿ったテーブルの間隔や椅子の配置、テーブル
  上にアクリル板設置、休憩中の手洗い等。

このページに関するお問い合わせ

熊野町住民生活部 防災安全課

TEL/082-820-5631   FAX/082-854-8009

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