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【YouTube公開終了】令和4年度 第2回熊野町防災・減災まちづくり会議

 8月21日(日曜日)に『令和4年度 第2回熊野町防災・減災まちづくり会議』を熊野町民会館 集会室で開催しました。
 平成30年度から始まったこの会議は、町全体が協働して災害に強いまちづくりの実現を目指しています。
 令和4年度は『地区の防災力向上』をメインテーマとして、避難行動・避難支援・チームづくり・地区ルールづくり等についての講演・ワークショップ・訓練を開催しています。

第2回チラシ     プログラム 

 第2回のテーマは『避難支援』で、親子支援・災害看護支援NPOてとめっと代表の山中 弓子氏による『避難所での健康被害・・・!?〜家族や家庭でできる対策とは〜』と題した講演と、『自分で作る!持出品リスト!!』と題したワークショップ(WS)を行いました。参加者は21名で、新型コロナ感染症予防策(注1)をして実施しました。

会場風景   展示品見学 

 今回は第1部と第3部の2回に分けて、「いざ!もの」カードを使ったワークショップを行いました。第1部では、自分で考える「非常持出品リスト」作りとして、「いざ!もの」カードに描かれているアイテムの中から、避難時に自分が必要なモノを選び、その合計重量を計算しました。4.5 kgのリストを作られた参加者に、そのリュックを背負ってもらうと「重い!」と思わず口にされました。


第1部WS   第1回WS


 第2部の講演『避難所での健康被害・・・!?〜家族や家庭でできる対策とは〜』では、山中氏が阪神淡路大震災に遭われたことや、岡山県真備町を始め全国各地の住民を支援し続けておられる様子に続き、近所の方の逃げ遅れ回避や災害関連死を防ぐストレス軽減のためには1人1人が周りへ『声掛け』することが大切だと強調されました。講演の様子は熊野町YouTubeチャンネルで9月30日まで公開されていますので、是非ご覧ください。

講演風景    講演風景

 第3部のワークショップでは、講演を受けて第1部で作成した持出品リストを見直しました。また、自分や家族のためだけではなく、地域の人を助けるために準備できる持出品は何かをグループで考えました。「多めのゴミ袋・バスタオル」といったアイディアから、「地区で車椅子を準備した方がいいのではないか」という意見も出ました。

休憩時の様子    講評

 講師の山中氏からは、「知識を蓄えて、災害のときにその知識を使えるようにして下さい。災害が起きたとき、支援が必要な人に必要な支援が届き、心と身体と命が守られるような地域が1つずつ増えれば嬉しいです。実際に持っていく持出品はたくさんあると便利ですが、多すぎると運ぶのが大変で逃げ遅れることになり、それで命が危険にさらされることがあってはいけないですよね。今回の会議で皆さんは『持って逃げられるものは何か』『実際に使うものは何か』を吟味することが出来たと思います」とご講評下さいました。

    

第3回チラシ

 次回は、9月25日(日) 午後1時30分から熊野町⺠会館 集会室で開催予定です。
 第3回は、平成30年7月豪雨の際に福祉避難所の運営を担われ、その後も地域支え合いセンター長を務められた加島 朋代氏から、当時のエピソードを踏まえお話しを伺います。
 ワークショップでは、暮らしていても意外と知らない「災害時や緊急時に役立つ場所」をマッピングする地域マップづくりを行います。是非ご参加くださいませ。

 

 会議参加申込など詳しくは、熊野町役場防災安全課までお問合せ下さい。

 

注1 新型コロナ感染予防策:会場入り口で検温(37.5度以上は参加見送り)と手指の消毒、会場の窓やドアを開放、会場内に扇風機を
  4台設置し常時換気、講師・スタッフ・参加者全員のマスク着用、新しい生活様式に沿ったテーブルの間隔や椅子の配置、テーブル
  上にアクリル板設置、休憩中の手洗い等。

このページに関するお問い合わせ

熊野町住民生活部 防災安全課

TEL/082-820-5631   FAX/082-854-8009

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