秋と言えば菊の花。毎年開催されている広島城大菊花展において、熊野町公民館の菊づくり講座の皆さんが大菊、小菊、懸崖菊等を出品され特別賞を受賞されました。昨年度から小菊、懸崖菊づくりの講座が始まり、今年度は「小菊、懸崖菊づくり講座」と併せて「大菊をそだててみよう講座」が開催されました。

 「小菊、懸崖菊づくり講座」は熊野町在住の對馬先生を講師にお迎えし、2月から10月までの全9回シリーズでの開催でした。對馬先生は懸崖菊づくり県下随一の腕前で広島城大菊花展において毎年賞を受賞されています。私自身對馬先生の懸崖菊を初めて見た時の衝撃はすごいものがありました。実は校長をしていた時に對馬先生の懸崖菊をお借りして飾ったことがあります。それを見た6年生女子が目を丸くして「やばい！」と言ったことが印象に残っています。今年も土づくりから苗づくり、摘心等受講者の皆さんが熱心に取り組まれ、見事な花が咲きました。2年目ということで昨年度よりも立派です。

　「大菊をそだててみよう講座」では熊野町の小学校でも校長先生をされた岡本先生を講師にお迎えし、4月から10月までの全7回シリーズでの開催でした。岡本先生は大菊づくり名人。広島城大菊花展で一等賞である総理大臣賞を毎年受賞されています。実は私の菊づくりのお師匠でもあります。講座では土づくり、苗づくり、三枝調整等に受講者の皆さんが取り組まれました。初めての方が多いということで最初はなかなかうまくいかないこともありましたが、岡本先生の熱心なご指導により花を咲かせることができました。

　10月25日から11月9日まで開催された広島城大菊花展に受講者の方がそれぞれ咲かせた菊を出品しました。私も僭越ながら大菊を出品しました。最終日には表彰式があり特別賞を受賞。素晴らしい！大菊花展終了後はいくつかの菊が町民会館玄関に飾ってあります。ぜひご覧ください。来年度も多くの方が受講され、秋にはきれいな菊の花が咲くことを期待しています。　

                                                                                                熊野町教育委員会　教育長　平岡　弘資