【教育長のページ】熊高生との給食交流~温かい給食を共につぎ分けて~
熊野町では本年度2学期から小中学校において食缶方式による温かい全員給食が始まりました。「マツコ&有吉 かりそめ天国」でも取り上げられ、食缶給食開始初日のメニューは有吉さんお勧めのミートパスタでした。子供たちには大好評で完食続出。配膳にまだ慣れていないところはありますが順調な開始となりました。
そうした中、ある会で熊野高等学校の矢野校長先生と熊高生にも給食を食べさせたいという話で盛り上がり、希望者を募り、普段から休憩時間等で児童と生徒の交流がある熊野第四小学校で給食を食べてもらうことになりました。熊野第四小学校の中川校長も快諾。ついでに配膳も手伝ってもらうことに。
先日25名の熊高生が熊野第四小学校を訪問。そのうち13名が熊野町出身。これまで温かい給食や配膳の経験のない子たちです。熊野高等学校の先生方に聞くと大変楽しみにしていたみたいです。1年・2年・3年の全6学級に分かれて、まずはそれぞれ小学生と一緒に配膳。さすがに高校生は手際が良い。熊野町出身の高校生は「配膳するのは初めて。緊張する。」と言っていました。あっという間に準備ができ、配膳された給食をみんなで食べます。この日のメニューは「ご飯・八宝菜・オレンジ・いりこ・牛乳」です。小学生のころから知っている熊高生に感想を聞くと、親指を立てて「すごく美味しい!」と言ってくれました。食缶方式の給食の意義の一つに、みんなでつぎ分けて同じものを食することが挙げられます。熊高生と小学生が温かい給食を共につぎ分けて食べる姿からは、いつもの交流よりもさらに深いつながりを感じることができました。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資