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【教育長のページ】コミュニティ・スクール学習会を開催しました。~キーワードはつながり~

  熊野町では「地域と共にある学校」を目指してコミュニティ・スクールの推進に取り組んでいます。町内小中学校6校でそれぞれ特色のある取組が見られるようになりました。先日は各学校の管理職等と学校運営協議会会長、委員の方々と先進地視察ということで、府中町立府中中央小学校と廿日市市立大野東中学校を訪問しました。CS事務局の方々の役割や地域と生徒とのつながりなど大変参考になりました。

 さらなる取組の充実を目指して8月4日には文部科学省国立教育政策研究所生涯学習政策研究部の志々田まなみ総括研究官にご来熊いただき、各学校の管理職、担当教員、学校運営協議会の会長、委員の方々を対象にコミュニティ・スクール学習会を開催しました。

 学習会に先立って、各学校運営協議会の会長にお集まりいただき連絡協議会を行いました。6校の取組の成果や課題、悩み等を出し合い、それらを共有することで何か見えてくるものがあればと期待しました。各会長から話をお聞きしましたが改めて小学校・中学校の状況の違いや各地域の特色などがよく分かりました。小学校と中学校の状況では、小学校は校区が狭く地域とのつながりも強いところがあり、ボランティア等の活動も多く行われています。中学校は校区が広いこともあり地域とのつながりが小学校に比べるとやや薄いところがあるようです。ただ中学校では進路に関わる面談や講演会などテーマを絞った取組が進められています。どの学校においても学校に関わっていただく方をいかに拡げていくかが大きな課題となっています。これまで熱心に関わってきてくださった方が高齢となり世代交代の必要性も話に出てきました。若い保護者の世代が積極的に活動されている学校もあり、これからはスポーツ少年団等様々な団体との連携の必要性もあるかもしれません。最後に志々田先生からは「各学校運営協議会が熱心に取り組まれていることがよく分かった。こうした情報共有を図る場は非常に重要で、つながりをキーワードに取組を推進してほしい。小学校で熱心に活動された保護者が中学校でも活躍され、中学校を卒業しても小中学校に関わっていただくこと、そうした継続したつながりが大切。」と助言いただきました。

 その後の志々田先生の講演会では自分の居場所のある数が多い子供ほど、自己肯定感、チャレンジ精神、今の充実感、将来への展望が高い結果となっていることを話されました。家庭、学校はもちろん地域にも子供たちの居場所があることが大切であること。そのために学校と地域が一体となって取組を進めていくことが極めて重要であることを話されました。

 夕方からは40名近い参加者と情報交換会も行い、ざっくばらんに今後の方向性について話ができました。今後の熊野町のコミュニティ・スクールを推進していくうえで大変有意義な時間となりました。

                                                                                                   熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

 

 

 

 

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