【教育長のページ】熊野町図書館開館20周年記念イベント開催~これからも学びの場として~
先日、熊野町図書館開館20周年記念イベントが開催されました。20年前の平成17年7月20日に「熊野町に図書館を!」という町民皆さんの熱い思いに応えて開館しました。以来町民の学びの場として多くの方々にご利用いただき、また地域交流の中心として世代を超えてつながる場としてもその役割を担ってきました。これまで支えていただいた皆さん、日々活動してくださっているボランティアの皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。
オープニングイベントでは、熊野第二小学校の子供たちによる銭太鼓の披露。熊野第二小の子供たちは、いろいろな地域のイベントから依頼があって銭太鼓を披露しており、すっかり慣れたものです。見ていて気持ちの良い演技でした。
その後、開館当初から現在まで継続して読み聞かせ活動を続けていただいている「子ぐま絵本の会」と「めだか絵本の会」の皆さんによる「はらぺこあおむし」のペープサート、絵本の読み聞かせがあり、たくさんの親子連れが参加していました。その他にもミニ人形劇や紙芝居、クイズラリー、本のリサイクル市、「ふでりんもなか」試食会や育てたカブトムシのプレゼントなどもあり、大いに盛り上がりました。
熊野町では、全ての子供たちがさまざまな場面で自主的に読書に親しむことができるようになることを目的に「くまどく」事業を進めています。幼児期から中学生までそれぞれ目標を決めて読書に取り組めるように工夫しています。読書によって言葉の力や感性を養い、より豊かな生活が送れることを願っています。ただ最近は子供たちの図書館の利用人数が減少傾向にあります。要因等は分析中ですが、開館20周年を迎えた熊野町図書館が、子供たちだけでなく大人の方々も含めて学びの場として続いていくことを願ってやみません。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資