【教育長のページ】熊野中学校訪問~探究的な学習を通して自らの言葉で語る生徒へ
熊野中学校を訪問しました。まずは今年度呉市から転入された先生、初任の先生の授業を参観し面談しました。
最初に今年採用された先生の授業参観。社会科歴史分野の授業でしたが、「なぜ鎖国をしたのか」ということについて、いろいろな視点からの発問を工夫されて生徒へ提示されていました。次に熊野町へ転入された先生の音楽科の授業参観。男女に分かれて合唱の練習をしていました。先生からの指示が明確で生徒は一生懸命に取り組んでいました。授業の最後に先生が「全員で合わせて歌いましょう。」と言うと「体が熱い。」と男子が言います。必死に歌っている証拠です。「じゃ少し休憩するよ。」先生の言葉で椅子に座る生徒。最後の校歌の歌声も素晴らしかったです。
最後は三原校長と面談。今年も学校教育目標は「前向き!(Be positive)」です。シンプルで分かりやすい目標で生徒にもしっかりと定着しています。目標達成のため今年も探究的な学びの実現に向けて重点的に取り組みたいとのこと。総合的な学習だけでなく各教科においても探究的な視点を取り入れた授業に全教職員で向き合っていきたいということです。そうした取組を通して生徒が自らの言葉で語ることができる表現力を身に付けさせたいとのこと。ふるさと学習を核とした総合的な学習では、地域に向けた生徒の表現力の発信が楽しみです。11月には公開研究会もあります。熊野中学校では先生たちが授業を観察し合い高まっていこうという姿が見られます。まさに前向きな姿で1ランク上がった学校の取組が期待できます。
生徒による探究的な学びを通した、地域への発信がどのようなものになるか楽しみでたまりません。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資