「熊野地域の筆製作技術」が広島県無形民俗文化財に指定されました
令和7年4月22日(火曜日)に「熊野地域の筆製作技術」が広島県無形民俗文化財(民俗技術)に指定されました。
地域的特色として、品質を維持しながら大量生産を可能とするため、多量の毛を効率よく混ぜ合わせる盆混ぜの技法が発達したほか、問屋制家内工業のもと、工程ごとに分業で生産する方式が確立され、生産効率の向上が図られたこと。家庭や地域で幅広く技術が伝承された点や、主要な生産者として女性も参加している点などがあげられています。
昭和 50 年には、「熊野筆」が筆として全国で初めて経済産業省(当時の通商産業省)から伝統的工芸品の指定を受けており、現在、熊野筆伝統工芸士会が中心となり、後継者の育成や筆製作の実演などを通じて、伝統的な筆製作の技術を保存・継承するための取組を行っています。
1 種 別 広島県無形民俗文化財(民俗技術)
2 名 称 熊野地域の筆製作技術
3 伝承地 安芸郡熊野町
4 保存に当たる者 熊野筆伝統工芸士会
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