【教育長のページ】熊野第一小が目指す子供像とは~地域と共にある学校を目指して~
現在熊野町では小中学校6校全てに学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールの取組を進めています。学校運営協議会では地域や保護者の方に委員として学校の教育活動に対して積極的にたくさんのご支援、ご協力をいただいているところです。各学校ではこれまで行っていた活動に加えて、新たな取組も始まり、子供たちの成長に向けて学校、地域、保護者が手を取り合って、コミュニティ・スクールの充実に向けて取り組んでいます。熊野町の宝であり、これからの未来の担い手である子供たちのために地域と共にある学校を目指して、何をすべきか、何ができるのか考えていきたいと思います。そのために一番大切なことは目指す子供たちの姿を明確にすることだと思います。どんな姿になってほしいのか、どんな力を付けてほしいのか。教職員だけでなく、地域や保護者の方とともにその具体的な姿を共有し、その姿を目指してお互いに取り組んでいくことが大切であると考えます。
先日熊野第一小学校の学校運営協議会後、運営委員さん、保護者の企画委員さんと教職員で熊野第一小学校が目指す子供像について協議する場に参加させていただきました。5つのグループに分かれて、学校、地域、家庭での子供たちの現状、様子について意見を出し合い、「こんな子供になってほしいよね。」と頭を付き合わせて話し合いを行いました。「感謝や謝罪ができる子」「あきらめない子」「思いやりのある子」「困ったことを自分の言葉で言える子」「めあてをもって自ら学べる子」などなど。中には「学校教育目標に夢に向かってという言葉があるが、まずはなりたい自分をもつことが大切なのでは。」などの意見も出ました。私からは「今年の重点目標であった『自分で学びを進める力』の育成はできたのか、しっかりと分析する必要があるのでは。その上でいろいろな力とのつながりを整理していくことが大切。」と伝えました。これから整理することがあると思いますが、みんなで子供たちのことを語り合っている姿は素敵でした。子供たちのために、地域と共にある学校を目指して熊野第一小学校の取組がさらに進むことを確信しました。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資