令和7年度2学期から食缶方式による全員給食が始まります
熊野町では、小学校で昭和59年から、中学校で平成28年から希望選択制のランチボックス(弁当)方式による学校給食を提供してきました。ランチボックス方式では、食中毒予防のため冷たい状態で提供されること等が長年の課題であり、温かい給食を希望する声が多くありました。
こうしたことを踏まえ、令和7年度2学期から食缶方式による全員給食の提供を開始します。
食缶方式による全員給食とは
- 町教育委員会と民間事業者の栄養士が協議して作成した献立をもとに、民間事業者の調理場で給食を調理します。
- 民間事業者の調理場で調理された給食を各校に配送します。
- 配送された給食は、民間事業者の配膳員がクラスごとに仕分けを行い、リフト等で各クラスに運んだ後、児童生徒が自分たちで配膳・片付けを行います。
- 保温性の高い食缶を使用するため、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま適温で提供します。
- アレルギー対応は、児童生徒の状況に応じて除去食を提供します。
注:(左)食缶、(右)食器用かごのイメージ
現在のランチボックス方式からの変更点は
- 希望選択制の「ランチボックス」と「牛乳」が、全員給食(全員喫食制)になります。
- 献立は、「主食(ご飯等)」「副食(汁物・おかず)」「牛乳」が基本になります。
- 温かいものは温かく、冷たいものは冷たく適温で提供します。
- 児童生徒が自ら配膳を行うため、食べる量の調整ができます。
- 箸・スプーン・ランチョンマットは不要ですが、給食当番は家庭から給食エプロンを持参します。
注:(左)これまでの給食、(右)食缶方式による給食のイメージ
2学期以降の学校給食の申込みは
- 申込手続等の詳細は、令和7年度1学期中にお知らせします。
- アレルギー対応が必要な児童生徒の確認等については、別途お知らせします。
食缶方式による全員給食Q&A
食物アレルギーがある場合、除去食などの対応はできますか。
牛乳を含め、原則は全員給食となり、食物アレルギーについては「除去食」を提供します。
学校給食の申込みとは別に手続きをお願いします。
入院などにより長期に学校を欠席する場合、給食を止めることはできますか。
長期(5日以上)の病欠・入院となったときは、手続きにより給食を停止することができます。(急な発熱・風邪・インフルエンザ等は除きます)
教室での配膳は、児童生徒が行いますか。
クラスごとの給食当番制とし、児童生徒が配膳や片付けを行います。
給食当番が着用する給食エプロンには、決まりがありますか。
給食エプロンは、「長袖エプロン」「帽子」「マスク」を基本とし、衛生面等から各家庭で購入いただくこととなります。
販売店の紹介等については現在検討中ですので、決まり次第お知らせします。
箸やスプーン、ランチョンマットなどを持参する必要がありますか。
2学期以降は、箸やスプーン、ランチョンマットの持参は不要です。
給食時間は、ランチボックス方式のときと同じになりますか。
食事をする時間は現在と同程度ですが、配膳や片付けが加わるため、給食時間全体では現在よりも長くなる予定です。(各学校で給食時間を決めます)
ランチボックス方式と異なり、量の調整が可能となるため、各個人の体格等に合わせて給食を食べることができます。
ランチボックス方式の給食を利用していない場合は、申込みが必要になりますか。
ランチボックス方式の給食を利用していない方や、給食を停止している方は、口座の登録や確認等が必要ですので、令和7年度1学期中に手続きをしていただくことになります。
ランチボックス方式の給食を利用している方の手続等については、1学期中にお知らせします。
学校給食保護者負担金はどうなりますか。
これまで学校にお支払いいただいている牛乳代は、学校給食保護者負担金として一括して町教育委員会へお支払いいただくこととなります。
学校給食保護者負担金(牛乳代を含む)に大きな変動はありませんが、物価高騰等の影響による経済的負担の軽減のため、学校給食保護者負担金の一部を町が補助する予定です。