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【教育長のページ】熊四小で広島県小学校体育研究大会開催 ~全ての子供が運動好きに~

  11月1日(金曜日)熊野第四小学校において、広島県小学校体育研究大会安芸大会が開催されました。午前の体育科の授業参観から午後の研究協議、講演等全て参加してきました。熊野第四小学校では体育科の研究を始めて5年目となります。誰もが互いの違いを認め合うという共生の視点を取り入れ、子供相互の関わり合いを大切にしながら自らの課題解決に向けて全ての子供が意欲的に運動を楽しめる、そんな体育の授業づくりに取り組んでいます。今年はリフレクションタイムと名付けて、実際に行った運動や演技等授業のあらゆる場面について自分や仲間と振り返り、次の学習に生かす取組を行っています。どうすればうまくできるようになるかが分かること、そしてそれができること、仲間と一緒に「分かる」と「できる」を繋ぐことで全ての子供が運動好き、体育好きになることを目指しています。

 授業では子供たちの素晴らしい姿を見ることできました。一例を紹介します。跳び箱の授業では台上前転を4、5人程度のグループで練習をしていました。一人一人の実態に合わせ、3段の跳び箱で練習する子、4段で練習する子がいます。その際バラバラで練習するのではなく、3段で練習する子がいればグループみんなでその場に来て、その子に対してアドバイスを送ります。私はあるグループをずっと見ていましたが、得意な子も苦手な子もみんな意欲的。苦手な子の練習ではみんなが優しく、そして的確にアドバイスをします。「腰をもう少し上げた方がいいよ。」「腰を上げるときには少し前に回ることを意識した方がいいよ。」などなど。びっくりするほど的確です。それを聞いたその子が挑戦。見事に台上前転ができました。本人大喜び。仲間の子たちも喜びながらも「今のは手をつく位置も良かったね。」と評価する。仲間と関わり合うことでみんなが意欲的に運動に取り組んでいます。まさに全ての子供が運動好き、体育好きになることができる、そんな授業でした。紙面の都合で紹介できませんが、その他の3つの授業でも同じような姿をたくさん見ることができました。子供たちの姿にただただ感動した1日でした。

 最後に研究報告で河野先生が紹介した子供の感想文の抜粋を紹介します。

 体育の時間、私はいつも嫌な気持ちでした。それはシュートが打てなくてみんなに悪いからです。打てなくてもみんなは「ドンマイ!」と言ってくれます。嬉しかったけどシュートが打てなくてとても嫌でした。それが体育の時間、やっとシュートが打てましあ。試合では作戦で、私はゴールの前で待つことになっていました。すると、ボールが飛んできて、ボールを持ってシュート。あっという間で私は覚えていません。みんなが「やったね!」と大喜び。シュートも入りみんなが喜んでくれて嬉しかったです。体育が好きになりました。

                                                                                                                    熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資    

                                                                  

              

                        

    

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