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【教育長のページ】 子供の「分かる」「できる」「やりたい」授業を目指して~熊野第三小の取組から~

 熊野第三小学校では、子供たちの向上心を高め、主体的な学びを目指して、子供たちの「分かる」「できる」「やりたい」を大切にした授業づくりに取り組んでいるところです。先日、池田先生による6年生の算数科の授業を参観しました。

 この授業では、学習課題を解決する方法や学び方を子供一人一人が自分で選択して学習するという選択学習を取り入れていました。具体的に説明します。問題では「バニラ等の5つのアイスクリームがあります。このうちから違う種類の2つを買います。どんな組み合わせがあるのか?何通りの組み合わせがあるのか?」を尋ねています。子供たちはこれまでの学習を思い出しながら,自分自身で調べ方、学び方を選択します。調べ方は「記号を並べる」「表を書いて調べる」「多角形を書いて調べる」「樹形図で調べる」などがあります。学び方は「一人で」「友だちと」「先生と」から選びます。最後はタブレットを使って、それぞれの考えを電子黒板に送信しみんなで共有します。

 私がまず感心したのが、授業の最初に池田先生が「今日は選択学習をするよ。」というと子供たちが「やったー!」と喜んだことです。授業が終わって「なぜやったーって思ったの?」と聞くと子供たちは「自分で選べると自分自身が高まっている感じがする。」「友だちと一緒に考えるとよく分かる。」など子供たちの主体的な学びに繋がっていました。また池田先生が授業中終始子供たちの言動を、しっかりとポジティブな評価をすることで子供たちの「やりたい」気持ちが強くなっていました。

 授業後の子供の振り返りを少し紹介します。

 「すこし間違えたけど、先生に褒められたので一人でやるのを頑張ります。」

 「選択学習を始めてから友だちと協力して解くことが多くなって算数に自信が持てるようになりました。」

 これからも子供たちの「分かる」「できる」「やりたい」授業が進むことを期待します。

                                                         熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

     

 

             

         
 

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