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【教育長のページ】 熊野第二小学校道徳教育公開研究会~よりよく生きるためには~

 11月1日(水曜日)熊野第二小学校道徳教育公開研究会が開催されました。熊野町では道徳教育を柱の一つにあげて、熊野東中学校区(熊野東中・熊野第二小・熊野第四小)で国の指定事業を受けて、本年度は熊野第二小学校が中心校として取り組んでいるところです。

 当日は第2学年、第4学年、第6学年が授業公開し、最後は立命館大学教職大学院荒木寿友教授の講演がありました。ここでは授業の様子を紹介します。

 第2学年では「きいろいベンチ」という教材を使ってきまりを守ることの大切さについて考える授業でした。男の子二人が遊ぶのに夢中になりすぎて公園のベンチを汚してしまいます。あとから来て困っているのを見た二人はどんなことに気付いたのでしょうか。子供たちは自分たちの生活や学習と関連付けてしっかりと考えていました。

 第4学年では「大きな絵はがき」という教材です。友だちから送られてきた大きな絵手紙。定形外郵便なので料金不足となりお金を払うことになりました。このことを送付元の友だちに伝えるべきか、伝えないべきか。子供たちは「教える」「お礼だけ」「迷う」と考えが分かれます。さあ皆さんだったらどうしますか。

 第6学年では「ばかじゃん!」という教材です。友だちから何気なく言われた「ばかじゃん!」という言葉。それが何度が続きます。言われた子は「なんでそんなこと言うんだろう。嫌われているのかな。」と悩みます。その気持ちを伝えるべきか、伝えないべきか。子供たちは自分なりの考えをしっかりともって思いを伝えていました。賛成、反対の意見が飛び交い、見ている大人も考えさせられました。

 どの授業も子供たちが自分事としてしっかりと考えること。そしてその考えを交流することで自分の価値観をさらに深めることをねらっています。そのことがよりよく生きることにつながっていくと考えます。

                                        熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

4年授業の様子                   6年授業の様子


 

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