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【教育長のページ】くまの・みらい保育園での保育体験~夢中で遊ぶ子供たちの笑顔から~

   先日くまの・みらい保育園において熊野町幼保小中高連携教育推進協議会を開催しました。今回は小中学校の先生方が保育体験し、その後協議を行いました。

 私は少し遅れて参加したのですが、すでに子供たちは園庭で遊んでいました。このところの猛暑で熱中症の心配もありますが、保育園の先生方は水分補給や水浴び等の配慮をしながら子供たちを見守っておられました。

 みらいっこタイムと名付けて2才児から年長までの異年齢の子供たちが様々なコーナーで、工夫したり発見したりしながら楽しく遊んでいます。砂場ゾーン、虫取りゾーンなど6つの場で子供たちが夢中になって遊ぶ姿は感動ものです。私は最初虫取りゾーンでセミやカナブンを取っている子供たちの様子を見ました。「あそこにいる!」「しずかにして!」「椅子を使うから下で持ってて。」みんな目を輝かせながら活動しています。砂場に行くと穴の開いたバケツを逆さまにし砂を入れてから外して砂の山をつくろうとしていました。なかなかうまくいきません。「ドロを入れた方がいいんじゃないん。」やってみると今度はうまくいきました。新しい発見です。その他といに水を流している子、片栗粉に絵の具をまぜて遊んでいる子、石けんの泡で遊んでいる子と楽しそうに遊んでいました。

 その後の協議では、時光園長先生から優しさを育む異年齢でのかかわりや興味関心を高めるために自分で考えて遊ぶことの大切さをお話しいただきました。小中学校の先生方からは「夢中になることの良さを感じた。中学校でも生かしていきたい。」「口出し過ぎず、まずはやらせることが大切だと気付いた。」などの意見が出ました。

 子供たちに対して、大人はついつい先回りして手伝ったり、指導したりすることがよく見られます。しかし子供たちの主体性を引き出すためには「まずやらせてみること。」の大切さに改めて気付かされました。子供たちが夢中になって何かに取り組んでいる姿、そこから子供たちは何かを学んでいきます。子供たちへの大人のかかわりを学ぶよい場となりました。

                                                    熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

 

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