【教育長のページ】キャリア・スタート・ウィーク実施~中学生が職場体験で学んだことは~
先週町内等60カ所の事業所等で中学2年生による職場体験学習が行われました。コロナ禍の影響を受け中止が続いていましたが4年ぶりの実施となりました。生徒が実際に事業所等で働く経験をすることで、勤労観、職業観を身に付け、明確な目的意識をもって自らの人生を切り拓くためのキャリア教育の充実を目的に事業所等へ受け入れのお願いをしているところです。初日が雨天で中止となりましたが、その後は暑い日が続き、生徒たちは頑張っていました。
全ての事業所に伺うことができませんでしたが、いくつかの事業所で生徒たちの様子を見てきました。実際に働いてみると楽しいことだけでなくしんどいこともあります。いろいろな経験を通して自分なりに気付くことがあれば良いと思っています。
幼稚園に伺ったときは、生徒が小さな園児の目線に合わせて工作を手伝っている姿。「大変だけど楽しいです。子どもたちがかわいいから。」と話してくれました。筆製造の工場では集中した真剣な顔で作業している姿が印象的でした。老人介護施設では学校ではなかなか見ることがないような優しい顔でお年寄りの方に接している姿に感動。洋菓子店では「楽しく仕事ができています。」と明るい顔で答えてくれました。全てをご紹介できないのが残念です。
学校の担当者から聞いた事業所等の感想をいくつか紹介。
・仕事ののみ込みが早い。すぐにでも働きに来てほしい。
・プランターの寄せ植えなど主体的に動いてくれて助かった。
・よく動いてくれた。来年も是非来てほしい。
生徒の感想から
・自分のおばあちゃんが講師のイベントの手伝いができて嬉しかった。
・チラシの折り込みなど普段は何も思わなかったけど大変さが良く分かった。
担当の先生に話を聞くと「わずか一週間だったけど大きく成長したように思う。見違えるようです。」とのこと。生徒たちにとって有意義な体験だったようです。
今回生徒を受け入れていただいた全ての事業所の皆様に改めて厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資