熊野東中学校を訪問しました。本年度着任された草本校長先生は15年前まで熊野中学校で勤務しておられました。その後は教育行政での勤務となり久しぶりの学校現場、しかも校長ということで、大変張り切っておられます。今回は町外から転入された2名の先生方の授業参観と面談、その後草本校長先生に学校状況等についてお話を聞きました。

　まずは,2名の先生方の授業を参観しました。1年生の国語の授業と3年生の英語の授業でした。国語の授業では詩を読んで作者の心情を考えるという学習で、生徒は自分なりに情景を浮かべながら考えていました。英語の授業では形容詞が書いてあるカードを引いて、それに応じた英語文を即興で作成し発表するという学習でした。パターンとなる文を使いながら、自分なりの文を作成していました。「私にとってサッカーをすることは楽しいことです。it is fun for me to play soccer.」「私にとって柔道をすることは簡単なことです。it is easy for me to play judo.」柔道部の生徒にとっては柔道は簡単なことのようです。

　その後草本校長先生から話を聞きました。本年度こだわりたいことは、振り返る力をつけていくということです。目的を明確にして、実行し、それができたのかできなかったのか。それはなぜか。しっかりと自分自身を振り返ることでさらなる向上につなげていく。そのような教育活動を行っていきたいということです。これは生徒だけでなく、教職員にもぜひつけてほしい力であると熱く語っておられました。PDCAマネジメントサイクルのC：チェックのところの充実を図りたいとのこと。本年度の熊野東中は取組のバージョンアップが期待できそうです。

　熊野町教育委員会　教育長　平岡　弘資