熊野第四小学校を訪問しました。3年目となる元永校長先生に本年度の学校経営についてお話を聞きました。本年度の最重点目標は子供たちに「振り返る力」の育成とのこと。まずは全ての先生方で振り返る力とはどんな力なのか、振り返る力がついた子供の具体的な姿とはどんなものか,このことについて議論し共有を図ったということでした。「めあてについて、自分を見つめ振り返り,どうしたらより良くできるようになるかを見つけようとする児童」をゴールの姿として,振り返りで発見！を合い言葉に全教職員で意識統一した取組を進めていこうとされています。またコミュニティ・スクールについてもさらにバージョンアップを図り,充実したものにするために担当者を置き,具体的な実践につなげていこうとされています。これからの取組が楽しみです。

  次に本年度町外から転入された2名の先生方の授業を参観し、その後面談しました。一人は大学を出たばかりの初任の先生、もう一人は初任から5年目の先生です。2年生と4年生、共に算数科の授業でしたが、子供たちと先生方の良好な人間関係が築かれており、落ち着いた中で学習が行われていました。先生が笑顔で子供たちに話しかけている姿からは、深い愛情が感じられました。4年生の授業の終わりに振り返りをした際に,女子が「○○君の手の動きで折れ線グラフの変化がよく分かりました。」と発表しました。友だちの説明を聞いて新たな気付きを見つけていました。まさに「振り返りで発見！」です。

　熊野町教育委員会　教育長　平岡　弘資