先週末の雨で満開だった桜も散ってしまいましたが,春を迎えてあちこちできれいな花が咲いています。気持ちの良い季節になりました。

　さて,4月10日（月曜日）には熊野町内小中学校の入学式が挙行されました。私は午前は熊野東中学校,午後からは熊野第一小学校の入学式に出席し,教育委員会告辞を担当しました。

　熊野東中学校は本年度草本校長先生が着任されて張り切っておられます。校長式辞においては,新入生に二つのことを話されました。一つはこれからは,自ら考え,判断し行動すること。そしてそのことに責任をもつこと。現在問題になっているSNSでの迷惑行為等を例に挙げられ自律した行動の大切さを話されました。もう一つは仲間と共に活動することの大切さ。思いやりをもち,お互いに助け,助けられながら生活していくことの大切さを話されました。話を聞いている生徒たちの真剣な顔が印象的でした。草本校長先生の優しいお人柄がにじみ出た式辞でした。

　熊野第一小学校も本年度から水戸校長先生が着任され,やる気に満ちあふれておられます。校長式辞では,義務教育のスタートとなった新入生に「たくさんの（初めて）があるはず。その中から自分自身の宝物をゲットしてほしい。」と話されました。そしてそのためのこつを伝授。一つ目は人の話をよく聞くこと。二つ目は人に会ったら挨拶をすること。「この二つのこつを身に付けましょう。」と話をされました。水戸校長先生の明るく,優しい声かけで子供たちの目が輝きました。入学式は大切な節目です。良いスタートが切れました。

　熊野町教育委員会　教育長　平岡　弘資