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【教育長のページ】幼児期に育ってほしい姿から小学校スタート段階を考える

 令和5年1月24日(火曜日)第4回の幼保小中高連携教育推進協議会を開催しました。町内の幼保小中高の先生方にご参加いただき,幼児期に育ってほしい「10の姿」を育む保育や環境について,くまの中央保育園での自由保育,設定保育を参観しました。その後その姿を基に小学校スタート段階で必要な経験や環境について協議を行いました。
 当日は大変寒い朝となりました。それでも最初の自由保育では園庭で子供たちがドッチボールをしていました。友だちと声を掛け合いながら楽しそうに一生懸命体を動かしています。参加している子供たち全員が良い顔をしています。ふと横を見ると男の子が自転車(二輪)に乗って園庭をぐるぐる回っています。これも楽しそう。その後の設定保育では5才児を中心に参観しました。遊戯室で床いっぱいに段ボールを使った射的ゲームの的や基地があります。子供たちはグループに分かれて段ボールを切ったり,絵の具で色をつけたり,一心不乱に活動してます。段ボールを切っている子に別の子が「大丈夫?」と聞くと「うん,できそう。」の返事。グループで協力している姿。基地を作っている子はなかなかうまくいきません。それでも先生は見守っています。少しヒントをあげるとそこからは子供たちのアイデアで作業が始まります。
 幼児期に育ってほしい姿,「健康な心と体」「自立心」「協同性」「思考力の芽生え」「言葉による伝え合い」「豊かな感性と表現」等々たくさんの良い姿を見ることができました。子供たち主体の活動ができる環境,やりたいことが思い切りできるように支援する大人,くまの中央保育園の保育から学ばせていただきました。
 その後の協議では,小学校スタート段階での取組の在り方について深い議論ができました。接続の第一段階である幼保小間について議論することで,次の接続で小中間,中高間の接続にも必ず良い影響があると思います。
 子供たちを育てていく上で大変有意義は会となりました。

 

                           熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

 

  

 

 

  

 

   

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