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【教育長のページ】熊野町の宝である子供たちを学校と地域が協働して育てよう!

 先日,「学校と地域の連携強化に向けた研修会」を開催しました。町内小中学校教職員だけでなく学校運営協議会委員,自治会長,民生委員・児童委員,女性会の方など地域の皆さんにもご参加いただきました。現在熊野町ではコミュニティスクールの取組を進めています。学校と地域の連携をさらに強めることで,熊野町の宝である子供たちを育てていこうというテーマで講演やワークショップを行いました。

 最初に「学校・地域が連携・協働するコミュニティスクールの可能性」と題してNPO法人まちと学校のみらい代表理事でCSマイスターである竹原和泉先生に講演をしていただきました。まずは「なぜ学校と地域が連携協働するのか?」を考えることが大切。子供たちは学校,家庭,地域等の時間軸や空間のつながりの中で育つことを理解することが必要です。そのためには学校,地域等が総がかりで子供たちにかかわることが大切です。そのための一つの手段がコミュニティスクールということです。「一緒にやりましょう。」がキーワードであると教えていただきました。

 次に,小中学校6校ごとに地域の方々を入れてワークショップを行いました。「地域とともにある学校で育つ子供の姿に向けて,今できること」をテーマに熟議をしました。まずはアイスブレイクで自分の子供の頃の思い出を語り合ってもらい,その後は熊野町の子供たちをどう育てたいか,そのためにできることは何かについて,グループごとに話し合いました。教職員も地域の方も大変良い表情で語り合っておられました。もっと話し合う時間がほしいという声もありました。学校と地域が顔を会わせて話をすることの意義を改めて感じました。

 事後アンケートからは地域の方々から次のような感想がありました。

「日頃話したことのない先生たちの思いや考え,実践を知ることができ,生きる元気をいただきました。」

「正解はすぐに見つかりませんが,いろいろと努力していくことが大切でしょうね。」

「真実のコミュニティとは何かということがよく理解できたと思います。」

「地域の人間だからこそできること,見えること,意見がもてることがあるのかなと思いました。」

「機会があればいろいろな行事に参加して,学校と地域の連携を図りたいと思います。」

「結局人と人のつながりの中で子供を育てることができるということを再認識できました。」

 これから学校と地域が強い絆で結ばれて,子供たちのために協働していくことができそうです。

 

   写真1    写真2      

 

熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

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