先日,熊野町内の小中学校,保育所,幼稚園,認定こども園,熊野高校,公民館各館,図書館,町民体育館の各校長,園長,館長が一堂に会して,熊野町の教育について協議する場である熊野町教育協議会を開催しました。

　これまで毎年開催されていましたが,コロナ禍により3年ぶりの開催となりました。以前は終了後に夜の宴席も行われていましたが,今回は断念。

　最初に私から本年度の熊野町教育行政方針等をご説明しました。特に力を入れて話したのが「地域との協働」についてです。令和2年度からコミュニティスクールの制度を取り入れていますが,コロナ禍の影響もありなかなか前に進んでいません。そうした中においても「地域との協働」により,子供たちにとっても,教職員にとっても,保護者にとっても,地域の方々にとっても魅力のある教育活動が推進できることをお伝えしました。今取り組んでいる「ふるさと教育」を地域と共に進め,ふるさと熊野に誇りと愛情をもち,熊野で学んで良かった思える教育を目指していきたいと思います。

　その後4つのグループに分かれて,ワークショップを行いました。各校,各園所,各館がこれまで行ってきた「地域との協働」を出し合い,その中から大切だと思うキーワードを見つけました。「地域を知る」「地域の中の安心安全の場」「ふれあい,継続」「情報発信」の4つのキーワードです。そこからさらに取組を充実させるためにできることをキーワードを基に協議しました。大変有意義な話し合いができました。

　やはりこうやって顔を見ながら情報交換することの大切さを改めて感じました。「学校・地域等の連携強化」がさらに進むことを期待しています。