【教育長のページ】熊野中学校・熊野東中学校卒業生の未来に幸多かれ!
3月12日(土曜日)熊野中学校卒業式に参列しました。同日には熊野東中学校の卒業式も挙行されました。
コロナ禍により,本年度も規模を縮小しての開催となりました。在校生は一部のみの参加です。とは言いながら学校内の掲示物等を見ると在校生たちの卒業生への感謝と励ましの気持ちがしっかりと伝わってきました。
式は例年より短縮されたものになりましたが,中身の濃い式となりました。卒業生の顔を見てみると小学校の卒業式で私が卒業証書を手渡した子供たちの成長した顔がたくさん。体も心も大きくなった姿にこちらの涙腺が緩みます。
生徒会長の答辞では,家族,先生方,仲間,後輩,地域の方々への感謝が述べられるとともに,「励まし合う仲間の大切さ」「アイディアと協力で成し遂げた行事の達成感」「何事にも前向きに取り組む姿勢」「いつも応援してくれて、どんなことも一番喜んでくれたのが家族」「共に笑い、汗や涙を流したこの三年間の思い出は一生の宝物」など熱い思いが語られました。
式終了後卒業生は教室へ上がり,一人一人に卒業証書が手渡され,担任の先生との最後のHRがありました。コロナ禍ということでその様子を中継し,保護者は別教室でそれを視聴していました。
コロナ禍に振り回されたここ2年。その中でも「何ができるのか,どうすればできるのか。」を考え,工夫しながらいろいろなことに取り組んできました。この経験は決して無駄ではないと思います。教育の営みの大切さを改めて感じることができました。
熊野東中学校でも同様に感動的な卒業式だったと報告を受けました。
卒業生は,これからの変化の激しい社会の中で自律した生き方をしなければなりません。この3年間で学んだことを糧にさらなる飛躍を期待しています。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資