令和3年11月14日 熊野市視察 紀伊半島大水害10年防災訓練
紀伊半島大水害10年防災訓練を視察しました
11月14日(日曜日)に、友好都市協定を締結している三重県熊野市を訪問し、三重県、奈良県、和歌山県の3県が合同で実施した「紀伊半島大水害10年防災訓練」を視察しました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、29カ所に分かれて各会場をオンラインで結び訓練が実施されました。3県の間でヘリコプターで撮影した映像の相互提供など、これまで難しいとされてきた県を跨いだ情報共有が行われるなど、災害からの教訓が生かされた訓練となっていました。
また、避難所設営・運営訓練では、地域の自主防災組織などの住民が中心となって設営・運営が行われており、避難者の受付、検温、間仕切りの設置、避難スペースの区分けなどスムーズに行われていました。本町でも、これまで、避難所で自治会、民生委員、自主防災組織や避難者の皆さんに物資の搬送や配付などのお手伝いをいただいておりますが、誰もが避難所の設営・運営に取り組めるよう、現在、熊野東防災交流センターにおいて、地域の皆さんと避難所を設営・運営するためのマニュアルづくりにも取り組んでいます。今後、ますます皆さんのご協力をいただきますようお願いします。
本町と熊野市は、令和3年2月に災害時相互応援に関する協定を締結し、災害時には、食糧、飲料水、生活必需品の提供や職員の派遣など相互に応援することとしています。今後は、防災分野のみならず住民同士の交流など、様々な分野で連携して取り組んでまいりたいと考えております。
熊野町長 三村 裕史