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令和3年度 第1回熊野町防災・減災まちづくり会議

 8月21日(土曜日)に「令和3年度 第1回熊野町防災・減災まちづくり会議」を熊野町役場3階会議室で開催しました。
 平成30年度から始まったこの会議は、町と町民が協働して災害に強いまちづくりの実現を目指しており、今年度は“自助・共助”をメインテーマとして、避難行動、避難所の設営および運営、要配慮者支援、仲間づくり等について、講演、ワークショップ、訓練を開催します。

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 第1回目のテーマは、「避難行動」で、第1部は、RCC中国放送の岩永哲気象キャスターによる『難を避けるための知っておきたい大雨の知識』と題した講演、第2部は、防災シミュレーションゲーム『EVAG』の体験でした。参加者は26名で新型コロナウイルスの感染予防策(注:1)を講じて開催しました。

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 第1部の講演『難を避けるために知っておきたい大雨の知識』では、岩永氏から5月に改訂された大雨警戒レベルの解説、早期避難行動の必要性、土砂災害や洪水の危険度分布の活用などを、8月の広島県内での大雨災害のテレビ映像を交えながらお話しをいただきました。
 8月の大雨の際には、熊野町でも警戒レベル4 避難指示を発令し、避難所を開設しました。危機感を持っていた参加者は真剣な眼差しで講演を聞かれていました。

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 第2部は、防災シミュレーションゲーム『避難行動訓練EVAG 豪雨災害編』の体験でした。参加者は、カードに記載されている人物になりきり、時間経過とともに高まる災害リスクを感じながら、どのタイミングで、どの避難経路で避難するかを「この人物ならどんな行動をとるだろう?」という視点でゲームを進めていきました。ゲーム終了後は、グループ内で意見交換を行い、地域に住む多様な人々にとってどんな場面に避難行動が困難になるのか、参加者がゲーム体験中に感じたことを共有した上で、課題を話し合い、解決策を考えました。

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 意見交換では、課題解決方法として『普段からのご近所付き合い』が大切との意見が多数寄せられました。同時に、若者、高齢者、外国人、ハンディキャップのある方など地域には多様な人々がいて、なかなか難しいとの意見がありました。これから5回開催される会議では、多様な方々に寄り添う避難所運営を考えたり、会議メンバーを中心に仲間づくりを進め、地域に広げる活動なども検討していく予定です。

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 最後に、講師の岩永氏から会議の総括をしていただき、避難行動の際には、「自分の身を守る」自助が最優先で、参加者が「率先避難することで近所の方も避難行動をする可能性」があり、それが共助にも繋がることを共有し、会議を終了しました。

 次回は、9月26日(日曜日)午後1時30分から熊野町民会館 集会室で開催予定です。内容は、『避難所ってどんなところ』と題しての講演と、避難所設営訓練とオリジナル訓練立案を体験していただく内容となっています。段ボールベッドや間仕切りの組み立てを実際に体験できる貴重な機会です。中学生以上の方はどなたでも参加いただけます。お子さん連れの親子参加も大歓迎です。

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注:1 新型コロナウイルス感染予防策:会場入口で検温(37.5度以上の方は参加見送り)と手指の消毒、会場の窓やドアを開放、会場内に扇風機を2台設置し常時換気、講師、スタッフ、参加者全員のマスク着用、新しい生活様式に沿ったテーブルの間隔や椅子の配置テーブル上にアクリル板設置、休憩中の手洗い等。

このページに関するお問い合わせ

熊野町住民生活部 防災安全課

TEL/082-820-5631   FAX/082-854-8009

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