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【教育長のページ】乳幼児期の子どもたちへの大人の関わりとは

 夏休みに入り、暑い日が続いています。先日熊野町幼保小中高連携教育推進協議会の取組で、くまの中央保育園において小学校・中学校6名の先生が保育体験(小学校の先生4名は実際に自らの指導案で保育をしました。)を行いました。

 5才児のクラスでは、先生が折り紙でクワガタの形を用意しましたが、手や足、目などは子どもたちに自由に表現させていました。子どもたちは自らの経験を生かし主体的に取り組んでいました。4才児のクラスでは、野菜を新聞紙で包み、何の野菜か予想させた後、実際に野菜に触れる機会を作っていました。実際に触れることで子どもたちは「でこぼこしてる。」「毛があるよ。」など新たな発見をしていました。3才児、2才児のクラスでも子どもにしっかりと寄り添い、創意工夫された保育が行われました。また1才児、0才児のクラスにおいても中学校の先生方が普段とは全く違う環境の中で子どもたちとの関わりを楽しんでいました。中学校の先生の振り返りでは、「今日の保育体験は今後の指導に生かせるものばかり。」「言葉だけでなく、いろいろなコミュニケーションの取り方がある。子どもたちと同じ目線になってコミュニケーションをとる、対応することの大切さを改めて考え直す良い機会となった。」「乳幼児期の学びは生涯にわたって影響するものだと思った。」等がありました。

 昼からは、幼稚園、保育園、認定こども園の先生方を対象とした研修を行い、子ども主体、子ども理解に努め、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を明確しながら指導計画の見直しを行いました。参加された先生方の真剣な姿が印象的でした。

   

                                         熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

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