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【教育長のページ】タブレット端末の活用で児童生徒の主体性を高める!

 昨年度末にGIGAスクール構想に基づき、児童生徒一人一人にタブレット端末を配布し、本年度は学習のツールとして本格的な活用を目指しているところです。

 先日熊野中学校を訪問し、タブレット端末を活用した授業を見学しました。第1学年理科では植物の特徴等を分類し種別ごとに分けていく授業でした。生徒一人一人がタブレットのJamboardというアプリを活用して、自分が受け持った植物の特徴等についてタブレットで書き出します。それが植物の種別ごとのグループにまとめられます。他の生徒が書き出したものも一目で分かります。それを基に植物の種別ごとに特徴を捉えていくという授業でした。キーボード入力が苦手な生徒は手書き入力もできます。生徒は自分のタブレットに向かい合い主体的に学習に取り組んでいました。

 もう一つ紹介。熊野中学校では本年度県教委の指定事業として不登校傾向のある生徒、集団に入りにくい生徒の居場所としてSSR(スペシャルサポートルーム)での取組を進めています。熊野中学校ではSSRをれんげルームと呼び、毎週火曜日には県教委から指導主事が来校して校内担当者と連携しながら取り組んでいるところです。これまで登校できていなかった生徒がれんげルームに来れるようになっています。先日訪問したときは緊急事態宣言発令下で指導主事の訪問もかなわない状況でした。生徒たちも残念そうということで、このときはタブレットを活用して県教委指導主事とオンラインでコミュニケーション。様子を見ると約10名の生徒が一生懸命タブレットを活用して取り組んでいます。生徒の主体性が感じられました。

 これを一過性で終わらせるのではなく、今後もタブレット端末を便利なツールとして活用していくことでさらに取組が充実していくことを期待しています。

                                           

                                         熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

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