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令和2年度 第4回熊野町防災・減災まちづくり会議

町全体が協働する災害に強いまちづくりの実現を目指して、平成30年度から防災・減災まちづくり会議を開催しています。
今年度は、”避難”をテーマに避難所の設営および運営・要配慮者支援等についての講演、ワークショップ、訓練等全6回開催することとしており、11月8日(日曜日)に、町民会館集会室において、第4回会議を開催しました。

tirashi

第4回は、小学生2名を含む男女23名が参加されました。今回は、『訓練の意義と組み立て方』と『避難所の設営と受付運営を体験してみよう』の2本立てで行いました。
なお、会場内は、検温の実施や手指消毒、換気など新型コロナウイルス感染症予防策を実施しています。(注:1)

 

kouwa  kunren

第一部は、『訓練の意義と組み立て方』について、三重県いなべ市防災課の大月浩靖氏にご指導いただきました。大月氏は、平成30年7月豪雨の際、熊野町の災害対応にご支援いただき、そのほか多くの被災地を支援してこられました。事前に訓練等の備えをしていない人はいざという時に動けないことや、行政職員が避難所運営にかかりきりになると災害対応業務が滞り、復旧・復興が遅れること等、これまでに目にしてこられた被災地の実態を交えてお話しいただきました。訓練は、“他の事例を参考に自分の地域に合うようにアレンジすること”、“目標の設定とそれを評価し、改善していくこと”、“実際に訓練することにより知識と何が異なるのか気づくこと”が大切とご指導くださいました。

koushi  choukou

第二部は、ふでりんホールへ移動し、『避難所の設営と受付運営を体験してみよう』と題し、参加者は実際の訓練をしました。設営訓練の内容は、マットの設置、段ボールベッドの組み立て、間仕切りの設置でした。参加者は、実際にマットに寝ころび、マットだけでは眠れないので、自ら枕を持参した方が良いと気づかれました。1つの段ボールベッドを組み立てるのに、5人で約15分かかり、避難者も率先して手伝わなければ大変だということを実感されたようです。

matto  bed

受付訓練では、参加者が受付係役と避難者役に分かれ、ロールプレイをし、コロナ対策として受付が密にならないためには工夫が必要だと、多くの参加者から指摘がありました。また、閉所訓練として、人が多く触れる場所を消毒し、一連の訓練を終了しました。

uketuke  kenon

訓練後は、大月氏に指導いただいたように訓練の評価をしていきました。参加者間で「リーダーになる方がいてスムーズに進行できた」「チームワークが良かった」「小学生も組み立てに協力できることが分かった」「避難者はお客様ではいけないことが訓練でわかった」などの意見が交わされ、次の目標として、「要配慮者への対応を踏まえた訓練をする」などが設定されました。

ikenkoukan  keiji

12月6日(日曜日)の第5回会議は、熊野町役場3階会議室で13時30分から開催予定です。テーマは、『福祉避難所』で要配慮者の避難について考えます。会場内には授乳室も完備され、小学生用のキッズルームも開設予定ですので、安心して親子連れでご参加ください。

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注:1:新型コロナウイルス感染症予防策
   会場入り口に検温システム(37.5度以上は参加見送り)と消毒液の設置、会場の窓やドアを開放、会場内に扇風機を2台設置し常時換気、講師・スタッフ・参加者全員のマスク着用、新しい生活様式に沿ったテーブルの間隔や椅子の配置、テーブル上にアクリル板設置、フェースシールド配布、休憩中の手洗いやうがい等。

このページに関するお問い合わせ

熊野町住民生活部 防災安全課

TEL/082-820-5631   FAX/082-854-8009

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