令和2年度 第1回熊野町防災・減災まちづくり会議
町全体が協働する災害に強いまちづくりの実現を目指して、平成30年度から防災・減災まちづくり会議を開催しています。
今年度は、”避難”をテーマに、避難行動、避難所の設営および運営・要配慮者支援等についての講演、ワークショップ、訓練等、全6回開催することとしており、8月8日(土曜日)に、町民会館集会室において、第1回会議を開催しました。
第1回は、気象予報士で防災士の玖保陽子氏による講演『大雨!?避難!?いつ・どうしたらえぇん?』とワークショップ『ひろしまマイ・タイムライン』を作成。小学校低学年から80代までの男女27名に参加していただきました。
なお、新型コロナウイルス感染症の患者が全国的に増加傾向にあるため、しっかりと予防策(注1)を講じて開催しました。
注1:新型コロナウイルス感染症予防策:会場入り口に検温システムと消毒液を設置、会場の窓やドアを開放、会場内に扇風機2台設置し常時換気、講師・スタッフ・参加者全員のマスク着用、新しい生活様式に沿ったテーブルの間隔や椅子の配置等
第一部 講演「大雨!?避難!?いつ・どうしたらえぇん?」 講師:玖保陽子 氏
第一部の講演では、講師の玖保さんから、逃げ遅れないために、自らが避難の有無やタイミングなどを判断するには、どう気象情報や防災情報を活用したら良いか等について、熱のこもった広島弁でお話しをいただき、参加者は、真剣な眼差しで聞き入っていらっしゃいました。
第二部 ワークショップ「ひろしまマイ・タイムライン」
第二部の『ひろしまマイ・タイムライン』は、参加者が小学校区に分かれて作成しました。
最初にハザードマップを確認し、自宅からの避難が必要かどうかを判定、初めて自宅が警戒区域の中であることを認識された方もいらっしゃいました。
作成する中で、自宅を出るまでの準備や避難先への移動に時間がかかることに気づいたり、大雨が予想される時間帯が日中か夜中かによって避難開始のタイミングが異なることを参加者全員で共有できたり、参加された方々は発見の連続でした。
最後の発表では、マイ・タイムラインを自分が住む自治会でも作成してみたいというご意見が複数ありました。また、自らの避難行動だけでなく地域全体を考え、「どのようにしてみんなで避難するかが一番の課題だと思った。近所づきあいなどを強化していくことが必要」という意見など、マイ・タイムライン作成が自助・共助について益々考える機会になったようです。
会議後に参加者のお一人から「大変参考になりました。個人で考えると限界があるから、こういう機会は必要ですね」との声が寄せられました。
あなたも、仲間と一緒に講演で最新の知識を学び、ワークショップで自ら考え、仲間と意見交換し、それを共有共感し合い、意見交換でまとめた内容を訓練で実践していきませんか?
第2回会議は、9月5日(土曜日)に町民会館で開催します。