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合併の効果、不安や課題について シリーズ:市町村合併 02

 前回は、広島県の示した合併パターンおよび一般的に言われている必要性について紹介しました。
 今回は、国において示されている合併の一般的な効果および合併に対する不安・課題について紹介します。
 町では、これらの効果が熊野町においても期待できるのか、また、不安や課題をどの
ようにして克服すべきかなど今後調査を進めていきます。
 皆さんも普段の生活の中で、これらのことについて、気をつけて一緒に考えてみてください。

市町村合併に対する不安・課題

不安
  • ぬくもりのある行政、顔の見える行政、きめ細かな行政ができなくなる。
課題
  • 住民合意の形成に時間がかかる。
  • 地域の一体感を希薄にするおそれがある。

市町村合併の一般的な効果

住民サービス、利便性の向上 
  • 利用可能な窓口の増加により、住民票の発行などの窓口サービスが、住居や勤務地の近くなど多くの場所で利用可能になる。
  • 利用が制限されていた他の市町村の公共施設(図書館、スポーツ施設、保健福祉センター等)が利用しやすくなる。
サービスの高度化・多様化
  • 小規模市町村では設置困難な都市計画、国際化および情報化に関する施策並びに女性に関する施策等の専任の組織・職員を置くことができ、より多様な個性ある行政施策の展開が可能になる。
  • 従来、採用が困難または十分に確保できなかった専門職(社会福祉士、保健婦、理学療法士、土木技師、建築技師等)の採用・増強を図ることができ、専門的かつ高度なサービスの提供が可能になる。
重点的な投資による基盤整備の推進
  • 重点的な投資が可能になり、地域の中核となるグレードの高い施設の整備や大規模な投資を必要とするプロジェクトの実施が可能になる。
広域的観点に立ったまちづくりと施策展開
  • 広域的視点に立って、道路や公共施設の整備、土地利用、地域の個性を生かしたゾーニングなど、まちづくりをより効果的に実施することができる。
  • 環境問題や水資源問題、観光振興など、広域的な調整、取り組み等を必要とする課題に関する施策を有効に展開できる。
行財政の効率化
  • 町長、助役や議員、委員会や審議会の委員、事務局職員などの総数が減少し、その分の経費も削減される。
  • 広域的観点からスポーツ施設、文化施設等の公共施設が効率的に配置され、狭い地域で類似施設の重複がなくなる。
地域のイメージアップと総合的な活力の強化
  • より大きな市町村の誕生が、地域の存在感やイメージアップにつながり、企業の進出や若者の定着、重要プロジェクトの誘致が期待できる。
  • 地域の総合力が向上し、全体的な成長力や苦境を乗り越える力が強くなる。

 

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