熊野町の水道料金が高いのはなぜ? シリーズ:市町村合併 09(続き)
(1)熊野町には、自己水源が無いため、すべて県用水を購入しています。この県用水の料金が1立法メートルあたり約140円で広島市の水道料金とほぼ同額です。熊野町の水道料金は、県用水の購入代金に水道施設、水道管などの維持管理費を加えた額となっています。
(2)水道事業は、独立採算制で運営しており、水道事業に係るすべての費用を使用料で賄っています。
(3)本町には井戸水などを利用される方が多いことなど、近隣と比べて一人あたりの水道使用量が少ないため、施設利用や配水管使用の維持管理費が割高となっています。
<近隣市町の料金比較>
1人あたり 水道料金 給水原価 平均供給単価 1人あたり平均使用料金 平均使用量 備考 (20立方メートル) (円/立方メートル) (円/立方メートル) (円/年) (立方メートル/年) 熊野町 4,357 256.74 246.82 19,915 80 県水100% 黒瀬町 4,200 365.18 232.68 21,652 91 県水100% 音戸町 4,880 287.11 271.05 21,722 80 県水100% 海田町 1,460 112.48 108.18 13,308 123 広島市 1,875 172.61 152.68 18,841 123
<1人あたり平均使用量>
<水道料金(20立方メートル)>
<給水原価(円/立方メートル)>
熊野町では、これらの理由により、水道料金が高くなっていますが、これ以上の値上げをしないように、経費の節減に努めていますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
(水道課 TEL820-5610)
(企画課 TEL820-5602)