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プレコンセプションケアについて

プレコンセプションケアとは?

「プレコンセプションケア」という言葉を知っていますか?

「プレ(前)」+「コンセプション(妊娠)」

「妊娠前の健康管理」という意味です。

 

「妊娠」というと女性のことと捉えられがちですが、プレコンセプションケアとは、若い男女が将来のライフプランを考えながら、日々の生活や健康と向き合うことです。これは今の自分や将来の自分の健康につながるだけではなく、将来の次世代を担う子どもたちの健康にも関わります。

プレコンセプションケアの目的

プレコンセプションケアの目的は3つあります。

(1)若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
(2)若い世代の男女が将来、より健康になること
(3)(1)の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること

健康でいるための生活習慣

(1)適正体重を守る

  適正体重を維持することが大切です。BMIを計算し、自分の適性体重を知りましょう。

  • BMIの計算方法 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

 BMI値で18.5〜24.9が適正体重と言われています。

(2)栄養バランスを整える

  1日3回の食事をとり、できるだけ栄養バランスが整うように心がけましょう。

 若年に不足しやすいといわれる次の栄養を意識して補いましょう。

  • 身体をつくるたんぱく質 ~ 肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など
  • 赤血球のもとになる鉄分 ~ レバー、赤身の魚、緑黄色野菜、豆など
  • 骨や歯をつくるカルシウム ~ 乳製品、大豆製品、小魚、海藻類など

(3)適度に運動する

  1週間あたりの運動量は150分ほどが目安。運動不足の人は今よりも毎日10分長く歩くなど、身体活動量を少しでも増やしてみましょう。

(4)禁煙する・受動喫煙を避ける

  たばこは、がんや心臓病など多くの病気を引き起こすだけでなく、男女ともに不妊のリスクを高めると言われています。

また、妊娠中にたばこを吸うこと、周囲の人のたばこの煙を吸うこと(受動喫煙)は、流産や早産、低出生体重児などのリスクを高めます。

(5)アルコールは控えめに

  厚生労働省「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均の純アルコールで20g程度です。しかし、女性は男性に比べてアルコールのダメージを受けやすい傾向があるので、妊娠前から純アルコール10g/日以下に控えましょう。純アルコール10g分とは、アルコール度数5%のビールなら250ml、ワインなら100ml程度です。

(6)ストレスを溜め込まない

  過度なストレスは不安や抑うつの原因になります。ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です。

プレコンセプションケア・チェックシート (ページ下部よりダウンロードしてご利用ください)

 健康のためにできることから始めて、1つずつチェック項目を増やしていきましょう。

プレコン・チェックシート(女性用)

        

                                           国立成育医療研究センターHPより転載

プレコン・チェックシート(男性用)

         

                                           国立成育医療研究センターHPより転載

プレコンセプションケアについて相談したいときは...

広島県性と健康の相談センター

  • 電話番号 082-870-5446
  • 開設時間 木・土・日曜日10時~12時30分、火・水・金曜日 15時~17時30分(祝日・年末年始を除く)

◎詳細は広島県プレコンセプションケアについて、国立成育医療研究センターのプレコンセプションケアセンターをご覧ください

このページに関するお問い合わせ

熊野町健康福祉部 健康推進課

TEL/082-820-5637   FAX/082-854-8009

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