けんこう通信8月 山や草むらで野外活動をする時には、マダニに注意しましょう。
マダニの活動は、特に春から秋にかけて盛んになります。
墓参りや里帰り、キャンプなど屋外で過ごす時間が増える8月は注意が必要です。
マダニに咬まれるとどうなるの?
・マダニの中でもウイルスを持っているマダニに噛まれることで、感染症(重症熱性血小板症候群(SFTS)や日本紅斑熱など)にかかることがあります。60歳以上の方の発症が多いです。
・マダニに咬まれてウイルスを持っている動物や人の血液や体液に触れることでも感染する可能性があります。
・咬まれても、痛くもかゆくもないので、なかなか気づかれません。
マダニはどこにいるの?
・シカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く生息しています。
・民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。
マダニから身を守るために
肌の露出を少なくしましょう。
・長袖、長ズボン、帽子、手袋を着用する
・首にタオルを巻く、ハイネックのシャツを着用する
・シャツの裾はズボンや手袋の中に、ズボンの裾は靴の中に入れる
・足を完全に覆う靴を履く(サンダルは避ける)
野外活動後はマダニがついていないか確認しましょう。
・着ていた上着等を野外ではたき、衣服についているマダニを落とす
・上着や作業着は家の中に持ち込まない
・帰宅後はすぐにシャワーや入浴をし、体にダニがついていないか確認する
・明るい色の服を着て、マダニを見つけやすくする
虫よけ剤を使用しましょう。
マダニに咬まれてしまったら?
・無理に引き抜こうとせず皮膚科などの医療機関で処置をしてもらいましょう。
・咬まれた日付、場所、何をしていたかを記録しておきましょう。
・数週間程度は体調の変化に注意をして、発熱等の症状がみられた場合は医療機関を受診しましょう。