けんこう通信11月 糖尿病ってなあに?
毎年11月14日は「世界糖尿病デー」として、糖尿病について皆さんに知っていただく大切な日となっています。
そこで、今回は、糖尿病についてお伝えします。
糖尿病とはどんな病気?
わたしたたちの血液中のブドウ糖(血糖)の濃度は、すい臓から出るインスリンというホルモンによって一定の範囲に保たれています。糖尿病は、食べ過ぎや運動不足などによって、インスリンが十分に働かないために血糖が増えてしまう病気です。症状が現れないこともあり、気がつかないうちに進行します。糖尿病を放っておくと、将来的に心臓病や失明、腎不全、足の切断といった合併症につながります。
定期的に健診を受けることが大切
糖尿病は初期症状がみられないことが多く、眼や腎臓の合併症が進行してから糖尿病と診断されることがあります。定期的に健診を受け、早めに対策を始めましょう。
血液検査の結果を見て、自分の数値を確認してみよう
・空腹時血糖(空腹時の血糖の値)
異常なし:99mg/dl以下
要注意:100~125mg/dl
要受診:126mg/dl以上
・ヘモグロビンA1c(過去1~2か月間の血糖の状態をみる値)
異常なし:5.5%以下
要注意:5.6~6.4%
要受診:6.5%以上
生活習慣の改善がカギ
糖尿病の予防には生活習慣の改善がとても大切です。バランスの取れた食事、適度な運動、体重管理、禁煙など日々の小さな工夫を積み重ねて、健康的な生活をめざしましょう。健診結果で「要注意」に当てはまる方は健康相談、栄養相談を活用しましょう。
治療は医師に相談をしましょう
健診結果で「要受診」に当てはまる方はかかりつけ医や専門医を受診しましょう。糖尿病を発症した場合は、継続して治療を受け、良好な血糖コントロールを行い、合併症を予防することが大切です。
★熊野町役場では冬の集団健診(令和8年1月15日/16日)の申し込み受付をしています。締め切りは令和7年11月7日(金曜日)となっていますので、お早めにお申し込みください。