けんこう通信11月 オーラルフレイルを予防しましょう
オーラルフレイルとは
「口の働きが低下している状態」のことを言います。
私たちは、ものを食べたり、人と話したりするときに、歯や口や舌などを器用に動かしています。年齢を重ねると、口の働きも衰えてきます。まずは口の健康状態をチェックしてみましょう。
こんなことはありますか
□ 半年前にくらべて、かたいものが食べにくくなった
□ お茶や汁物などで、むせることがよくある
□ むし歯や歯周病で、自分の歯が残り少なくなってきた
□ 口の中の渇きが気になる
□ 最近、言葉をはっきり発音できないことがある
ひとつでもあてはまる項目がある人は、オーラルフレイルが心配されます。しかし、オーラルフレイルは適切な対策をとることで、予防すること、回復することができます。小さな変化や不調に気づき、放置しないことが大切です。
オーラルフレイルを予防しましょう
食後には、歯みがきやうがいを行い、口の中を清潔に保ちましょう
食事やおやつの時間を決めるなど、歯の健康によい習慣を身につけましょう
日常生活の中でお口の体操を取り入れましょう
- かむ力をきたえる体操:30回かむ、かみごたえのある食品を選ぶなど
- 飲み込む力をきたえる体操:ブクブク&ガラガラうがい、唾液腺マッサージ、深呼吸など
- 話す力をきたえる体操:音読、早口言葉など
バランスのとれた食事をしましょう
定期的な歯科受診を心がけましょう
- 口の中・歯肉・むし歯・かみ合わせなどをチェックしてもらいましょう
- 歯みがきでは取り切れない歯垢や歯石を除去してもらいましょう
- ささいな変化に対して、相談にのってもらいましょう
お口のお手入れを見直して、「おいしく食べる」「楽しく話す」を続けていきましょう。
熊野町では、節目(20歳、30歳、40歳、50歳、60歳、70歳)歯科検診、後期高齢者(77歳~80歳、85歳、90歳)歯科健診を実施しています。対象の方には案内を送っています。この機会に、かかりつけの歯科医院をもって定期的な受診を心がけましょう。