けんこう通信8月 お酒との上手な付き合い方
本格的に暑さが厳しくなった8月。長期休暇でキャンプやお祭り等楽しいイベントもたくさんある月です。新型コロナウイルス感染症に関する規制も解除され、たくさん人が集まる機会に宴会を楽しむ方も増えたのではないでしょうか。そこで、今回はお酒と上手に付き合うポイントを紹介します。
長期間多量の飲酒をすると、生活習慣病や肝臓の病気、がん、アルコール依存症のリスクが高まります。
そもそも日本人の41%の人は遺伝子的にお酒に弱い、またはお酒を飲めない体質と言われています。アルコールを分解する酵素の働きが弱いか、もたない人は、少しのお酒でも血液中のアルコール濃度が高くなり、血液を通じて全身を巡るため、身体への負担が多くなります。
今年2月、厚生労働省から飲酒に関するガイドラインが出されました。その中で生活習慣病のリスクを高める純アルコール量は、男性で40g以上女性で20g以上とされています。
純アルコール20g(1合)の目安
日本酒 |
度数15% 量180ml |
ビール |
度数5% 量500ml |
焼酎 |
度数25% 量約110ml |
ワイン |
度数14% 量180ml |
ウイスキー |
度数43% 量60ml |
缶酎ハイ |
度数7% 量約350ml |
要注意!
ストロング系のお酒 度数9%だと、350ml飲むと純アルコール量25gです。
2缶飲むと40gを超えてしまいます。
普段の飲酒量で自分がどれだけ飲んでいるのかわかるサイトもあります。
お酒の量とお酒の分解にかかる時間が計測できるサイト
https://snappy.udb.jp/drink-check
健康に配慮してお酒を飲むポイント
あらかじめ飲む量を決めておく
食事と一緒にお酒をゆっくり飲む
お酒の合間に水やノンアルコール飲料を飲む
おつまみに枝豆や冷や奴、お刺身、あさりの酒蒸しをプラスする(アルコールを分解する酵素を働かせるビタミンB1やナイアシンやミネラルが多く含まれています)
週に1~2日は休肝日をつくる
お酒でうさ晴らしをしている場合は、お酒以外の運動や音楽読書などの気分転換の方法を見つける
アルコールを分解する力は人それぞれです。飲めない人や飲まない人に「お酒を無理にすすめない」ことも大切です。健康に配慮しながら、おいしいお酒と長く付き合っていけるよう、できることから取り入れてみてください。
飲酒習慣をチェックするサイト
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/57/alcohol-audit.html
また、飲酒習慣をチェックしてみて、点数が高い、アルコールの量が気になる、本人は困っていないけれど周りの人は心配している・・などあれば熊野町では依存症なんでも相談を開催していますので、お気軽にお問い合わせください。