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けんこう通信12月 年末年始 子どもに起きやすい事故・病気

年末年始は帰省や親戚の集まり等で、普段と違う場所や人と過ごす機会が増える時期です。普段は小さな子どもと過ごす機会のない人も、子どもに起きやすい事故や病気を事前に知って予防しましょう。

誤飲・誤嚥(のどに詰まる)

 あかちゃんが誤飲する可能性があるのは直径39mm以内と言われています。これはちょうどトイレットペーパーの芯の直径くらいの大きさです。祖父母宅など、普段あかちゃんが居ないお宅は、事前に手が届くところに危ないものを置いていないか点検しましょう。

気をつけたい物:電池(特にボタン・コイン型電池)、磁石、お金(硬貨)、化粧品、たばこ、薬、小さいおもちゃ(ビー玉、スーパーボール、ブロック、パーツなど)、ボタン、洗剤、クリップ、ヘアピン、画鋲、ホッチキスの針

 食べ物でもこんにゃくゼリー、もちのような飲み込みにくい物や、ピーナッツ、ぶどう、ミニトマトなど小さくて丸い物がのどに詰まりやすいです。小さく切る、食べているときは大人がそばにいる、子どもの年齢に合わせて与えないなど注意が必要です。

やけど

 ストーブの熱風が出る吹き出し口や、上に鍋・やかんを置いて暖めるタイプのストーブは危険です。近寄ることができないように工夫をするか、小さな子どもがいるときは使わないようにしましょう。炊飯器やポットの蒸気に子どもが手を出す、子どもが誤ってテーブルクロスを引っ張ってしまい、机の上の熱いものがこぼれたということもあります。キッチン周辺や食事のときも工夫が必要です。

転落

 階段や玄関の段差、昔ながらの家だと土間や掘りごたつといった所に注意が必要です。大人がたくさんいると、誰かが見ているから大丈夫と油断してしまうことがあります。ベビーゲートがない場合は、危険な所には入らないように、ドアに鍵をつけるなどの対策をしましょう。

アレルギー

⚫食物アレルギー

 アレルギーは病気です。医師から食べてはいけないと言われているものを、このくらいなら大丈夫と勝手に判断してはいけません。普段接している家族以外が集まるとき、子どもの食物アレルギーを把握していない人が、食べさせてはいけないものをつい与えてしまったということがよくあります。茶碗蒸しやプリンは柔らかくて食べやすそうなのであかちゃんに与えがちですが、卵アレルギーのある子どもには注意が必要です。

⚫気管支ぜんそく・アレルギー性鼻炎

 ダニやハウスダスト等を吸い込むことでアレルギー症状が出ます。久しぶりに使う部屋やエアコンにほこりがたまっていたり、押し入れにしまっていた布団にダニが繁殖していることもあります。使う前に風通しを良くして、掃除・洗濯をしましょう。ペットのアレルギーの場合は、ペットをゲージの中に入れて触れないようにする、別室で過ごすなどの対策をしましょう。

発熱などの体調不良

 普段と違うスケジュールや、生活リズムの乱れから体調不良になることもあります。いざという時のために、帰省先での救急受診先や診察時間を調べておくと安心です。もともと持病がある場合には、普段使っているお薬やお薬手帳を持っていくことはもちろん、かかりつけ医にもしものときの相談をあらかじめしておくと良いかもしれません。

このページに関するお問い合わせ

熊野町健康福祉部 健康推進課

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