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熊野町子ども読書活動推進計画(三次計画)-筆の都KUMANOプランー

   

 子どもが、本に親しみ、読書することは、ことばをはじめ様々な知識や知恵を学び、感性や情緒、さらには想像力、表現力、思考力、創造力等を養い、豊かな人間性を育み、人生を豊かにしていくために欠くことができないものであり、社会全体で積極的にそのための環境整備を推進していくことは極めて重要なことです。

 また、平成23年3月に発生した東日本大震災後、被災地の多くの子どもが不安に直面していた際、全国から寄付された本や絵本が子どもの心のよりどころとなり、生きる希望を与えています。

 しかしながら、今日、テレビ、ビデオ、テレビゲーム、インターネットや携帯電話等の情報メディアの発達・普及や、子どもの生活環境の変化、さらには、乳幼児期からの本に親しみ楽しむ機会や時間の減少により、「読書離れ」「活字離れ」が指摘されています。

 今、子どもがことばを学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、多様な文化を理解して、人生をさらに豊かに生きる力を身に付けていく上で、「いつでも、どこでも、だれでもが読書できる環境」を整え、 発達段階に応じた子どもの主体的な読書活動を支えるための条件整備を行うことが求められています。

 子どもの読書活動の推進に関する法律において、「市町村は子ども読書活動推進基本計画および都道府県子ども読書活動推進計画」を基本とするとともに、市町村における子ども読書活動の推進の状況等を踏まえ、市町村における子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画を策定するよう努めなければならないとされています。

 熊野町では、平成21年2月に「熊野町子ども読書活動推進計画―筆の都KUMANOプラン―」を策定し、子どもの読書活動の推進に取り組んできました。 

 また、平成24年度からは家庭において子どもが家族と同じ本を読み、その感想等を共有する家庭読書推進活動「熊野町くまどく事業」を実施し、家庭読書活動の一層の推進に取り組んでいます。

 熊野町の子ども読書活動のさらなる発展のため、第5次熊野町総合計画において、政策目標である「子どもが健やかにたくましく育つまち」の一環として、「熊野町子ども読書活動推進計画(第二次計画)」を策定しました。

 第二次計画にしたがって、読書活動を推進した結果、成果や課題があきらかになりました。このことを踏まえながら、この度、令和2年度から令和6年度までを計画期間とする「熊野町子ども読書活動推進計画(第三次計画)―筆の都KUMANOプラン―」を新たに策定しました。各関係機関や家庭・地域が連携・協力し、第三次計画の実践化を通して、本町の子どもの読書活動が一層推進されるよう取り組んでまいります。

 

  令和2年4月
 

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熊野町教育委員会教育部 教育総務課

TEL/082-820-5620   FAX/082-855-1110

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