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けんこう通信 歯周病に気をつけよう(令和5年2月)

歯周病は気づかないうちに進行してしまうので、気づいた時には歯周組織のダメージが進行し、治療が困難になってしまい、最終的には歯を失ってしまうこともあります。しかし、歯周病は自覚症状があまりなく放置されがちです。今回は歯周病が全身へ与える影響と歯周病の予防方法を紹介します。

 

歯周病が全身へ与える影響

歯周病菌が歯ぐきから血管に入って全身をめぐることで、さまざまな病気の発症や悪化に大きな影響を与えます。

糖尿病

糖尿病と歯周病は深い関係があります。糖尿病の患者は歯周病が重症化しやすく、歯周病の治療をすると糖尿病の血糖値もよくなることが分かっています。

肥満

よくかめなくなるため、満腹感が得られにくくなります。食べ過ぎにより体重が増えてしまいます。

脳卒中

血管に歯周病菌が入り込み、血管が細くなり動脈硬化を促します。脳の血管が詰まり、脳卒中を引き起こしやすくなります。

誤嚥性肺炎

歯周病菌などが混ざった唾液や食べ物が誤って肺に入ってしまうと、肺で炎症が起こり誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。飲み込む力が低下している高齢者などは、特に注意が必要です。

 

歯周病の予防方法

歯みがきの工夫

みがいた後に歯と歯ぐきのさかい目、歯と歯の間にみがき残しがないかをチェックしましょう。フロスや歯間ブラシを使うと歯ブラシでは届かない歯の側面の汚れや、歯と歯の間に入りこんだ食べかすを取り除くことができます。

正しい食習慣

歯周病も生活習慣病のひとつです。規則正しい生活リズムを心がけ、適切な食生活を送りましょう。唾液にはお口を清潔に保ち、歯周病菌を抑える働きがあります。よくかんで食べましょう。また、だらだら食いはむし歯のリスクが高まります。食事は時間を決めて食べましょう。

かかりつけ歯科医による定期検診や予防処置を受けよう

歯周病を防ぐには、毎日のブラッシングによるお家でのケアとともに、定期的な検診や歯石除去などの専門家によるケアが必要です。

かかりつけ歯科医を持ち、定期的な検診や予防処置を受けるよう心がけましょう。

このページに関するお問い合わせ

熊野町健康福祉部 健康推進課

TEL/082-820-5637   FAX/082-854-8009

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