ふでりん いきいき通信 Vol.18
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、日常生活をはじめ、さまざまな活動の自粛が続いている皆様に、
自宅で取り組める健康づくりや介護予防に関する情報などを高齢者支援課と健康推進課からお届けします。
コロナ対策が続く中、自宅で過ごすことが多くなるなど、活動が低下し、健康への影響を受けないために、ご活用ください。
第18回 コレステロール の巻
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策による在宅ワークや外出控えに加え、年末年始はあまり動かずに
食べ過ぎてしまった方も多いのではないでしょうか?
食べ過ぎによる体重増加や運動不足などの不健康な生活習慣が続くと、血液が『ドロドロ』状態になり、
動脈硬化を引き起こす可能性があります。
動脈硬化が起こると、心筋梗塞や脳梗塞などを発症する可能性が高くなるため、注意が必要です。
動脈硬化に至るまで
不健康な生活習慣(脂っこい食事や運動不足など)が続くと、血管に影響が出てきます。
脂質異常症(高脂血症)
血液中の脂質が基準値を超えた状態。
そのまま放置しておくと・・・
動脈硬化を促進させてしまいます。
- 動脈硬化とは
動脈が『古くなったホース』のように硬くボロボロになることです。
血管が狭くなって詰まると・・
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など
血管が硬くなったり破けたりすると・・
脳出血、くも膜下出血など
主な死因別死亡数の順位
順位 | 疾患名 |
1位 | 悪性新生物(腫瘍) |
2位 | 心疾患 |
3位 | 老衰 |
4位 | 脳血管疾患 |
5位 | 肺炎 |
動脈硬化を一因とする疾患が、第2位!第4位!に入っています。
約10年前と比べて、脂質異常症と診断される人は、約2倍に増加しています。
あなたの脂質の値はどのくらい?チェックしてみましょう!
LDLーコレステロール | □140mg/dl 以上 |
HDLーコレステロール | □ 40mg/dl 未満 |
中性脂肪 |
□150mg/dl 以上 |
注:3つのうち1つでもあてはまれば、脂質異常症と診断されます。
血管に優しい生活習慣を目指しましょう
1日に、野菜たっぷり350g【サン・ゴー・マル】
食物繊維は、コレステロールの吸収を防ぎます。毎食たべましょう。
魚、大豆、大豆製品をとる
抗酸化力のある青魚、大豆製品を積極的にとり、血液サラサラをキープしましょう。
砂糖・果糖(果物)に注意
必要以上の砂糖や果糖は中性脂肪になり蓄積されます。
1日3食バランスよく!
なるべく決まった時間に、野菜から食べましょう。
運動習慣を取り入れて
生活の中で無理せず体を動かそう!
時には休肝日を作りましょう!
飲みたいときは糖質オフ・微アル・ノンアルコール飲料を組み合わせて。
油(あぶら)と脂(あぶら)の違いは? 油脂(ゆし)類は効率よくとる!
積極的にとりたい!常温で固まらない「油」 | とりすぎ注意!常温で固まる「脂」 |
不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん) ⇒ LDLーコレステロールを減らす |
飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん) ⇒ コレステロールや中性脂肪を増やす |
青魚の油、ごま油、オリーブ油、えごま油、 しそ油、キャノーラ油などに含まれる。 |
肉の脂身、バターなどに多く含まれる。 |
体にやさしいレシピ・もう1品
さば缶の根菜汁
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【材料】3食分 ・好みの根菜 200g (大根、人参、さつまいも等) ・水 2カップ ・さば水煮缶 1缶 ・みそ 大さじ1と1/2 |
【作り方】 1 野菜は5mm程度の食べやすい厚さに切る。 2 鍋に水と1の野菜を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら 火を弱めて5分煮る。 3 野菜が柔らかくなったら、さば缶を缶汁ごと加え、 味噌を溶き入れて、できあがり。 |
★魚の缶詰と季節の野菜で手頃に作れる、栄養バランスの良い具だくさんの汁です。
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