令和3年度 有害獣(イノシシ)の集中駆除(銃器)の実施について
内容
令和3年11月11日(木曜日)、農作物の鳥獣被害低減のため、熊野町鳥獣被害対策実施隊のみなさんによる銃器を使用した有害鳥獣の駆除活動を実施しました。
当日は、急激な冷え込みと断続的な降雨により、条件はあまり恵まれませんでした。
駆除活動は、町内外から多くの利用があり、被害も多発しているゆるぎ観音一帯で実施しました。
駆除活動など
熊野町鳥獣被害対策実施隊のみなさんのご活躍により、ゆるぎ観音の遊歩道(赤穂峠山頂付近)で約40キロのイノシシ(メス)を捕獲しました。
熊野町鳥獣被害対策実施隊のみなさんには、毎年、数百頭もの有害鳥獣を駆除して頂いていますが、それでも最近では市街地付近へイノシシが出没することが増えています。
この一因として、人にとっては不要な市街地付近の果樹等を放置することが、イノシシにとってはおいしい餌を私たちは無自覚のうちに与えてしまっていることに拠っている可能性があります。イノシシは、生存のため餌を求めて生死をかけて危険な市街地へ出没しますが、そこではおいしい餌を、しかも簡単に手に入れることが出来る環境を整えてしまっているわけです。
そのため、イノシシは、山野には戻らず、市街地付近のひそみ場へ定着させてしまっているものと考えられています。
もしかすると、このことは結果的に人を恐れず、人馴れしたイノシシを育てている場合もあるかもしれません。
駆除活動には限界があり、この先、イノシシの市街地への出没を減らすためには、みんなが力をあわせて、ひそみ場を無くすこと、放任果樹は剪定することなどに取り組むことで進むものと考えています。