ふでりん いきいき通信 Vol.12
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、日常生活をはじめ、さまざまな活動の自粛が続いている皆様に、
自宅で取り組める健康づくりや介護予防に関する情報などを高齢者支援課と健康推進課からお届けします。
コロナ対策が続く中、自宅で過ごすことが多くなるなど、活動が低下し、健康への影響を受けないために、ご活用ください。
第12回 転倒予防 の巻
新型コロナウイルスやインフルエンザの感染を恐れ、外出を控えている方も多いと思います。
外出しないことで、体を動かす機会が減り、つまづいたり、転倒したりすることが増えていませんか?
体を動かさないことで足腰が弱り転倒すると、骨折する危険が高まります。
骨折すると、介護が必要な状態になることもあるため、自分でできる予防をすることで、自分らしい生活を続けましょう。
転倒・骨折は、要介護状態となる主な要因です。
熊野町 介護・介助が必要となった要因
第1位 骨折・転倒
第2位 高齢による衰弱 (フレイル:健康と要介護の中間の虚弱状態のこと)
第3位 糖尿病
第4位 脳卒中
第5位 心臓病
R2年7月 熊野町介護予防・日常生活圏域ニーズ調査より
骨折しやすい部位と起こりやすい状況
肩:転んで肘をついたとき(上腕骨頚部骨折)
手首:転んで手のひらをついたとき(前腕骨遠位端骨折)
腰:尻もちをついたとき、急に重い物を持ったとき(脊椎圧迫骨折)
股:立った姿勢からの転倒(大腿骨頸部骨折)
転倒・骨折を防ぐためのポイント(室内と屋外)
室内で気を付けたいこと
足元に物を置かない | 段差対策を行う | 風呂場対策 | 足元を明るくする | 藥の正しい服用 |
スリッパよりも 室内シューズ |
カーペット等は 四隅を固定する |
濡れた場所は危険 マットや手すり出予防 |
簡易照明で照らす 枕元に置くと安心 |
眠気やふらつき等 副作用に注意! |
屋外で気を付けたいこと
動きやすい服装 | サイズの合った靴をはく | 時間に余裕を持つ | 雨天等の外出を控える | 杖等を上手に使用する |
リュック等を使用して 両手を自由にしておく |
かかとを上げたとき 脱げないものを選ぶ 靴底が滑りにくいもの
|
あわてず、急がず ゆっくりと行動する |
雨天や夜間は注意! 不要な外出は避ける |
能力を過信せず、 杖や歩行器を使う |
コツコツ骨のための食事をとろう!
骨密度が低下すると、骨折しやすくなり、寝たきりの原因になることもあります。
特に高齢期の女性は骨粗相症になりやすいです。日頃からカルシウムをしっかり摂るようにしましょう。
骨を丈夫にする栄養素
骨の材料になるカルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDとビタミンKもしっかり摂りましょう。
・カルシウム:牛乳、乳製品、小魚、豆腐、小松菜、海藻類など
・ビタミンD:卵、きのこ類、魚介類など
・ビタミンK:納豆、緑黄色野菜、海藻類
骨を弱くする成分
以下のような成分を摂取しすぎると、カルシウムの吸収が悪くなり、骨密度が減り、骨がもろくなってしまいます。
・塩分:食卓塩、フライドポテトなど
・リン:カップ麵、加工食品など
・アルコール:ビール、酒など
・ニコチン:たばこ、電子たばこなど
体にやさしいレシピ
ちりめんトースト
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【材料】1人分 ・食パン 1枚 ・マヨネーズ 大さじ1/2 ・ちりめんじゃこ 小さじ1 ・青のり 少々 ・溶けるチース 1枚 |
【作り方】 (1)食パンにマヨネーズをぬる。 (2)(1)の上に、ちりめんじゃこ、チーズ、青のりの順にのせ、トースターで焼く。
青のりの風味が良く、ちりめんじゃこと、チーズでカルシウムがしっかりととれるレシピです。 |
第12回目のふでりんいきいき通信(R2年11月17日新聞折込みにて配布)
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