北京オリンピック男子マラソン13位尾方剛選手
8月24日(日曜日)の北京五輪男子マラソンに日本代表選手として出場した熊野町出身の尾方剛選手が9月9日(水曜日)に役場に結果報告に来られました。
大会当日、町民体育館からみんなでパワーを送りました
オリンピックでの様子を語る尾方剛選手
初めての五輪の体験とレース展開についてインタビューしました
届いていたみんなのパワー
―マラソン当日600人を超える人が、町民体育館で応援しました。皆さんのパワーは、届きましたか。
尾方 たくさんの人たちに集まって応援してもらって感謝しています。パワーをいただいたのですが、結果に生かせなくて申し訳ない気持ちと悔しさでいっぱいです。
久々に悔しかった
―「あきらめない」、「我慢する」、「絶対負けない」の言葉どおりの走りで、13位まで追い上げましたね。その粘りの姿に、子どもたちは感動していました。
尾方 感動してもらって嬉しいです。でも、自分の思うようなレースができなくて、久々に悔しい思いをしました。この悔しい気持ちをバネに、これからやっていきます。
涼しかった北京
―当日の北京の気候はどうでしたか。
尾方 自分の思っていた気候にならなかったですね。もう少し蒸し暑くなってほしかったんですが。涼しくて乾燥していたので、外国勢が走るのにもってこいの気候でした。
位置取りが悪かった
―レース序盤の速いペースはどうでしたか。
尾方 スタート地点での位置取りが悪かったです。早い展開に追いつけなかったです。
やるしかない
―オリンピックを終えてみて、これまでと何か考え方が変わったことがありますか。
尾方 これからは夏も冬も関係なく、どんな大会でも高速レースになると思ってやるしかないですね。やってみせます。
世界選手権で結果を残す
―今後の目標は何ですか。
尾方 まずは世界選手権の選考会に出場し、世界選手権の代表権をとって結果を残したいです。
―ありがとうございました。今後も更なるご活躍を期待しています。
みんなで応援メッセージを書いた日の丸を尾方選手へ贈りました
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【尾方剛(おがたつよし)さん】
1973年5月11日生まれ。熊野中学校で陸上をはじめ、熊野高校時代の1991年に国体少年A10,000メートルで2位入賞。山梨学院大学2年の時、箱根駅伝優勝チームのアンカーとして区間1位の活躍で優勝に貢献。2003年の世界陸上パリ大会日本代表。2004年12月の福岡国際マラソンで初優勝。2005年世界陸上ヘルシンキ大会日本代表、銅メダル獲得。2007年世界陸上大阪大会日本代表、5位入賞。
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