平成15年度決算報告
みなさんが納める税金や国・県からの補助金は、私たちの生活をよりよくするためにさまざまな形で使われています。これらがどのくらい納められ,どのように使われているかを知っていただくために、決算と予算の執行状況をお知らせします。
平成15年度(平成15年4年から平成16年3月)の一般会計と各特別会計の決算が平成16年9月定例議会で認定されました。
一般会計とは,特別会計を除いたすべての経費を表します。特別会計とは,特定の事業を行うため,一般会計から切り離して,その収入・支出を経理する会計のことです。熊野町では,国民健康保険事業特別会計,老人保健医療特別会計,公共下水道事業特別会計,介護保険特別会計がこれにあたります。これ以外に熊野町では、地方公営企業法の適用を受ける公営企業特別会計である上水道事業会計があります。
一般会計の決算は,歳入総額では69億3,392万円,歳出総額66億1,631万円となり,歳入歳出差引額は3億1,761万円でした。このうち,翌年度に繰り越して事業を行うための費用が5,888万円で,実質的な歳入歳出の差額は,2億5,873万円となりました。

【一般会計】
歳入総額 69億3,392万円
平成14年度より 5億3,425万円減(△7.2%)
歳出総額 66億1,631万円
平成14年度より 5億4,269万円減(△7.5%)
【特別会計】
(単位:円)
歳入総額 | 歳出総額 | 差引額 | ||
国民健康保険事業 | 2,361,097,670 | 2,279,098,757 | 81,998,913 | |
老人保健 | 2,013,099,316 | 1,973,760,310 | 39,339,006 | |
公共下水道事業 | 1,396,197,772 | 1,337,924,178 | 58,273,594 | |
介護保険 | 1,292,846,973 | 1,270,892,496 | 21,954,477 | |
水道事業
(税抜) |
収益的収支 | 504,735,202 | 485,833,816 | 18,901,386 |
資本的収支 | 54,230,600 | 87,795,180 | △ 33,564,580 |
【おおよその町民一人当たりの収入と支出】
(平成16年3月31日現在:人口26,211人)
町民一人当たりが負担した税金
77,261円
町民税
34,274円 |
固定資産税
36,363円 |
町タバコ税
4,795円 |
軽自動車税
1,829円 |
町民一人当たりに使われたお金
252,424円
議会費
4,266円 |
総務費
40,036円 |
民生費
65,3691円 |
衛生費
17,785円 |
農林水産費
4,133円 |
商工費
5,750円 |
土木費
41,103円 |
消防費
14,025円 |
教育費
32,948円 |
公債費
18,891円 |
諸支出金
8,118円 |
災害復旧費
0円 |
【平成15年度に執行した主な事業】
総務費 | 地域情報化管理事業 | 1億3,782万円 |
防犯パトロール事業 | 716万円 | |
民生費 | 乳幼児医療費公費負担事業 | 5,002万円 |
支援費制度事業 | 1億4,188万円 | |
子育て支援センター事業 | 624万円 | |
ファミリー・サポート・センター事業 | 273万円 | |
衛生費 | 環境センター跡地整備事業 | 2,431万円 |
廃棄物収集運搬事業 | 5,401万円 | |
商工費 | デジタルミュージアム事業 | 1,348万円 |
熊野筆産業情報センター | 368万円 | |
土木費 | 町内道路維持事業 | 6,060万円 |
道路新設改良事業 | 9,050万円 | |
深原地区公園整備事業 | 2億6,482万円 | |
中央ふれあい公園設備事業 | 4,644万円 | |
教育費 | 小学校施設整備事業 | 3,269万円 |
中学校施設整備事業 | 1,568万円 | |
町立図書館建設事業 | 1億1,558万円 |
《行政用語解説》
自主財源:町営や町の施設の使用料など町独自で調達するお金
依存財源:地方交付税や国・県支出金など国や県から町に入ってくるお金
町税:町民のみなさんから納めていただく税金や社会の法人町民税
繰越金:一般会計年度から翌年度へ持ち越され、歳入に計上された剰余金
繰入金:各種基金などから一般会計に繰り入られたお金
地方交付税:国の所得税、法人税などを一定割合で町の財政需要に応じて一定の基準に基づき、国から交付されるお金
町債:町の長期にわたる借入金
県支出金:県の予算から町に交付されるお金