けんこう通信 11月は児童虐待防止月間です。(令和2年11月号)
厚生労働省では、毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定めています。
体罰や暴言など大声でどなったりすることは、子どもの脳を傷つけ、将来にまで影響を及ぼしかねないことがわかってきました。
イライラしたり怒ったりするのも、子どもを想うからこそのもの。子育て中の“イライラ”は、減らしたり、工夫してうまく対処することが大切です。
子どもへの虐待の種類
身体的虐待
・たたく、なぐる
注:しつけでたたくことも含まれます
・やけどをさせる
・戸外に締め出す
心理的虐待
・暴言を浴びせる
・きょうだい間で差別する
・家庭内での暴力
・暴言を見る、聞く
・無視する
ネグレクト
・食事を与えない
・極端に不潔な環境で生活させる
・子どもの意に反して通学させない
性的虐待
・わいせつな行為
・性関係を強要する
・性器を触る、触らせる
たたかない・どならない子育ての工夫を考えよう
子どもに対して
- 子どもの気持ちや考えに耳を傾ける。
子どもは大切にされていると感じて心が落ち着き、その後の行動に変化が生じるかもしれません。
- 子どもの発達段階に合ったかかわり方をする。
子どもの年齢や成長・発達の状況によって、できることとできないことがあります。また、大人に言われていることが理解できないこともあります。
-
やり方がわからないのかもしれません。
「この箱に入れてね。」など肯定文で何をすべきかを具体的に伝え、時には一緒にやりながら教えましょう。
大人自身の工夫
-
頑張りすぎていませんか?自分がイライラしていることに気づき、認める。
イライラしたなと意識することで冷静になれたり、少し余裕が生まれることがあります。
- 助けを求める。
心身が疲れていると、身近な家族についイライラをぶつけてしまうこともよくあります。
- ひとりで悩まず、ぜひ周りを頼ってください。
周囲の人も子育てをあたたかく見守ってください。周囲のさりげないかかわりが親子の支えになります。
すぐに相談してください!
「様子がおかしい」「虐待かな」など心配な子どもがいる場合は、すぐに相談してください。
児童相談所全国共通ダイヤル |
いちはやく 1 8 9 |
熊野町の相談先 くまの・こども夢プラザ 子育て支援センター |
082-820-5502 |