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タイトル 学校給食について
相談 熊野町の小学校は、希望者のみのお弁当給食と聞きました。
小学校に給食がない町はかなり珍しいと思うのですが、どうして未だ
に全員給食にならないんでしょうか?
どんなわけがあるのか知りたくてお尋ねしてみました。
回答 熊野町では,昭和59年2月から、希望選択制の給食を実施して
います。それ以前,熊野町には給食は存在しませんでした。県営団
地が造成された昭和40年代の終わり頃から人口が急増し,学校給
食を要望する声も高まり,町民に給食開始の是非を問うことになり
ましたが,その結果は給食希望・反対が半々というものでした。
 そこで「希望するものが申し込める形の給食」が決定され,全国
でも珍しい希望選択制の業者委託給食が始まりました。現在,全児
童の約7割を超える家庭からの申し込みがあります。
 全国で広く実施されている給食方式を要望する保護者からは「配
膳することによって協力する心が育つ」「みんなで同じものを食べ
させたい」等の意見がある一方,「我が子の食事は昼食を含め,親
としてきちんと管理したい。」「アレルギー等食事に起因すること
が全員給食では心配」「給食を強制されるのはいや」等が,熊野町
方式への賛成意見もあります。
 また,熊野町方式は給食の準備・片付け等に時間を要しないため,
転勤で本町の学校に来られた先生方からは,昼休憩をしっかり確保
することができ,子どもたちと十分なコミュニケーションをとるこ
とができると好評です。
 なお,厳しい財政下,全国で広く実施されている給食方式は見直
しされ,委託方式へと移行する市町村が徐々に増えている現状にあ
ります。