熊野第二小学校を訪問しました。まずは、今年採用された先生と町外から来られた先生の授業を参観。まずは1年生の算数科の授業。子供たちは元気いっぱいです。先生の問いに手がピンと挙がります。同じ数を見つけるのに先生が「3分間考えてみよう。」というと「そんなに時間いらんよ。」「すぐに見つかるよ。」と子供たち。前向きに学習に取り組んでいます。次は3年生の算数科授業。こちらも子供たちの良い返事が心に残りました。学習のまとめも子供たちが行います。どちらの学級も先生と子供たちの良い関係が築かれていることが分かります。先生が子供たち一人一人にしっかりと寄り添うことで、安心を感じられる集団になっています。先生と子供たちの絆がさらに深まることを期待します。

　その後は上田中校長先生と面談。3年目となる今年度は、これまで取り組んできた「きずな」をさらにレベルアップさせたいということ。この2年間の取組を全教職員で振り返り、重点的に付けたい力の「協働する力」について議論したそうです。この力をさらにレベルアップさせるためには、さらに協力したり、競い合ったり、高め合ったりすることができる、お互いに切磋琢磨できる力を目指すことにしたということです。「協働する力↑」この上向きの矢印が肝です。キャッチフレーズは「きもちはいつも　ズキズキワクワク　なかまとジャンプ」です。ドキドキワクワクではなく、あえてズキズキワクワク。笠置シヅ子さんの「東京ブギウギ」の歌詞で「心ズキズキワクワク」という部分があります。これはドキドキよりさらに激しいズキズキという言葉を使ったということ。今年はレベルアップした「きずな」でズキズキしたい。上田中校長先生が熱く語る様子から、今年の熊野第二小の「ズキズキワクワク」した教育活動が推進されることを確信しました。

　    　　　　　　　　　　　　　　                                                                   熊野町教育委員会　教育長　平岡　弘資